2019年07月08日

7年目のつぶやき

前回(2年程前)のブログでは、八幡オケの素晴らしさについて書いたので、今回はオケへの思いなどを綴りますね。
入団して早6年が経ち、八幡オケの人になりつつある、バイオリン弾きです。なんせ、オケ未経験、ブランク25年と、とんでもない経歴を持ち(^^)ここまでくるのは、大変なことでした。
いつも思う事は、皆さんいつ練習してるのだろう?何故そんなにやすやすと、この難しいの弾けるのですか?長年の慣れですか??? 私の場合、そのポイント100回やれば必ず出来ると信じてコツコツ…

それでも、向上心はありまして、
@高音域をきれいに響かす
A音の表現、表情のコントロール
Bアンサンブル力
が、目下の研究課題です。
@に関しては、●姿勢(もともと猫背)、●表情筋を上げる(意識)、●脱力でかなり改善されたのですが、問題はAです。
こんな風に弾きたいと、思ってるだけではほとんど表現出来てなくて、天才でない限り、かなりの計算が必要です。弓のコントロール、ビブラートのかけ方、ダイナミクスの表現などいろいろ駆使するのですが、これがなかなか難しく、思う様に表現出来てないのです。まだまだ研究中^_^
そしてBに関しては、毎週実践できる機会があるので、周りの音を聞く、見るを心がける。その為には、もっとさらっとく必要がありますが>_<

まぁこんなことを常々思いつつ頑張れる音楽は、奥が深く、凄く楽しい、一生もの。
アンチエイジングにもなってるかも。
(ただ、譜面は見辛くなってます。確実に。高音のラインがぼやけて何本か、瞬時に読めない……)
音楽やってて良かった!八幡オケ入って良かった!!と幸せ感じてます。

最後に、バイオリンパートは、只今メンバー大募集中です。これを読んで下さってるVn好きのあなた。また、知り合いで所属オケ探してる方などなどいらっしやいましたら、是非見学にいらして下さい。
世界が広がりますよー。

Vn愛深まる子
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2019年06月22日

八幡オケ歴11年

八幡オケに入団して11年。
年齢を聞かれゾロ目です!と言って11歳サバをよんでいたのを思い出します。
当然の事ですが、今年もゾロ目になりました。

入った当初はオケ経験が少なかったので、自分のパートを吹くのに精一杯であまり周りの音を聞けてなかったなぁ、と振り返る今日この頃です。
今頃になって弦の方の背中を見ながら、良い音がする、誰かなぁ、あの方はそんな音なんだ、金管カッコいいなぁ、こっそり振り返りニヤニヤしたり、と楽しみ方も変わってきました。

反省会と称した飲み会で、もう中堅なんだからもうちょっと頑張らんと、と言われ確かになぁ、と反省。
いつも演奏会ギリギリで仕上がってくる私。
今回大好きなショスタコーヴィッチを演奏できるので、テンション上がっていつもより練習に力が入ります。
毎回どんな曲にもこのテンションで取り組むべきだなぁと再確認いたしました。

毎週土曜日に皆さんと演奏し、笑い、美味しいビールを飲む。
こんな幸せな生活が長く続きますようにと健康に気をつけたい11年目です!

笛吹きR
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2019年06月09日

愛すべきヴィオラのひとびと

先日八幡市民オーケストラでの初舞台を終えたばかりの、新参ヴィオラ弾きです。
子育てのため一度オーケストラから離れ、今回5年ぶりの演奏会となりました。
これまでいくつかのアマチュアオーケストラに入団したり、エキストラで出させていただいたりしましたが、どの楽団にも共通するヴィオラパートの特徴や雰囲気があるように思います。八幡オケのヴィオラパートの皆さんもやはりどこかそういう空気をまとっていて、「ああ、ヴィオラ生活に戻ってきたんだな〜」と、とてもしっくりきました。

私が考える、ヴィオラびとの特徴を挙げてみます。
1 真面目で出席率がいい。
2 謙虚。
3 片付けが素早い。
4 女性はしっかり者が多く、演奏はアンサンブル重視。
5 男性は紳士的だけど、どことなくマニアックな人多数。演奏は色気orパッション重視。
6 女性の方が強い。
7 お酒を飲んでも顔に出ない。態度も全然変わらない。
8 どこからかお菓子が回ってくる。
・・・もちろん全員に当てはまるわけではないのでしょうが、こういう人たちが多数生息しているのがアマチュアオーケストラのヴィオラパートだと思っています。
(C〜Eはチェロにも当てはまるかもしれない。)
ちなみに、ヴィオラびとが楽器を始めた動機は「大学(など)でオケやりたいと思ったら、ヴィオラなら初心者大歓迎って言われた」が1位だと思います。(八幡オケではまだ確認できていないので、今度ぜひアンケートを取りたいです!)

一つだけ、今までのヴィオラパートにあって、八幡オケヴィオラパートになかったものがあります。それは、「本番前の栄養ドリンク」です。過去15年間、本番前に皆で一気飲みが習慣でした。ヴィオラは重く、姿勢は疲れやすいので・・・。ところが八幡オケではそんな雰囲気が全然なく、皆さわやか!私も思わず飲みそびれてしまいました。結果本番中めちゃくちゃ後悔したので、次回は一人でも飲もうと思います。(^-^;
八幡市民オーケストラヴィオラパートの、ほかにない特徴を挙げるとすれば、この「さわやかさ」なのかなあ・・・と思ったりした演奏会でした。
そんなこんなで、これからもヴィオラびとたちを愛でつつ、新たな一面も発見していければと思っております♪
by来年の朝ドラが楽しみなヴィオラ弾き
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2019年05月28日

53回定期演奏会を終えて

五月晴れの中、無事第53回定期演奏会を終えることができました。
ご来場いただきましたお客様、
演奏会に関わっていただいた全ての皆様に御礼申し上げます。

今回の客演指揮者である後藤先生は
当団にお越しいただくのは初めてでした。
取り上げた曲がいわゆる有名曲ということもあり、
初回の指揮者合わせの際、練習会場に今までにない熱気と緊張感が漂っていました。

練習が始まれば、非常に穏やかに、そしてユーモアを交えながらご指導いただきました。
・和声が曲の中でどのように移り変わっていくか、
 そしてその点をどのようにお客様にアピールするか。
・スコアに書かれている全ての声部が聞こえるように演奏する。
 聞こえにくい場合はバランスを思い切って調整する。
・ホール内にどのように音楽が響くか、余響まで含めて音楽を作る。
といった点を強調されていたように思います。
特にブラームスについては、
「元号も変わったことだし新しいブラームスを演奏しましょう」と
おっしゃられていたことが印象的でした。

さて、今週から秋に開催する第54回定期演奏会の練習が始まります。
日程は10/20、指揮者に中井章徳先生、ソリストに上森祥平先生をお迎えし、
ニールセン 序曲「ヘリオス」
ドヴォルザーク チェロ協奏曲
ショスタコーヴィチ 交響曲第5番
を演奏いたします。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。
演奏委員その5
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2019年05月14日

コンマスのお仕事

定演まで1週間をきり、いよいよ最後の追い込みですね。今回はコンマスへのご指名ということで、私が担当させていただきます。

コンマスのお仕事といえば、チューニングをしたり、合図を出したり、ボウイングをきめたり、といったところでしょうか。いろんなウェブサイトを眺めていると、指揮者だけでは伝えきれない細かなニュアンスを演奏を通じて伝えるとか、指揮者とオケの橋渡しをするとか、難しいことがいろいろ書いてあって、いや大変なものだなあと思います。そういえば、団員からの信頼が大事、人格的にも優れていなければならない、などと書かれているのを見たこともあります。ハードル高いですね。

数あるコンマスのお仕事の中でも、舞台上のチューニングと並んで最もわかりやすいのは、コンマスソロでしょう。今回の定演では、ロメジュリにも意外とちょこちょことソロ(やソリ)がありますが、なんといってもブラ1。コンマスソロとしてはおそらく最も有名な曲で、ちょっと尻込みしてしまうのですが、個人的には今回初挑戦ということもあり、ボウイングもフィンガリングも試行錯誤をかなり繰り返しました。それぞれのフレーズをダウンから始めてみたりアップから始めてみたり、弓の配分や圧力を変えてみたり、音程を外すリスクがなるべく小さいフィンガリングを工夫したり、などなど。今回はプロオケ現役コンマスの後藤先生が指揮者ということで、いろいろと質問をしたり、アドバイスをいただいたりすることができてラッキーでした。こんなことを書いていると自分で自分にプレッシャーをかけているような気もしますが、よい演奏ができるようにがんばります。

ところでGWの最後に、後藤先生たちが主催する音楽講座があり、プロの奏者たちと一緒に室内楽という講座にエントリーしたところ、セカンドが後藤先生、ヴィオラが岩井さん、チェロが石田さん(大フィル)という豪華なメンバーとカルテットを弾く機会をいただきました。そのときに、また、他の方が同じようなレッスンを受けているのを聴講したときに一つ印象的だったのが、「よく見るなあ」ということでした。われわれも練習のときに、よく「指揮を見ろ」とか「コンマスを見ろ」とか言われますが、その際の「見る」は受動的なイメージがあるように思います。ところが室内楽講座のプロの方々は、もちろんお互いにどう弾くかを見るというのもありますが、それ以上に、眼でタイミングを合わせたり、アイコンタクトをとって微妙なニュアンスの変化を誘ったり促したり、とても能動的な意味合いで見ているように感じました。そしてそのことによってアンサンブルがとても生き生きとしたものになっている印象をもちました。もちろん室内楽の作法をオケでそのまま持ち込めるわけではありませんが、大いに刺激を受けた私は、先週末の練習では、いつもよりも意識的に周囲をキョロキョロ見渡しながら弾いてみた次第、指揮者を含めて周囲と積極的にアイコンタクトをとることも、コンマスのお仕事の一つとして身につけていきたいものです。

定演まであと数日、なんだかんだ言って一番大切なのは、当日元気に演奏できることですよね。私も風邪をひいたり、突然腰を痛めたりすることがないよう、好きなワインを飲みつつ体調管理につとめようと思います。打ち上げでは皆で美酒を楽しめますように。

コンマスの一人
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2019年05月01日

楽器を続けるということ

 私事ですが4月に転勤をしまして、楽器を続けるということの偉大さについて、考えることが多くなりました。
 八幡オケには、いろいろな立場の人がいます。大学生、新社会人になり立ての人、若手でバリバリお仕事をされている人。保育園〜小学校の子供さんを連れて参加されているお父さん、お母さん、もちろん、その方々はお仕事でも中心となって活躍されている世代なのだと思います。子供さんが中学生〜高校生になって、一緒に楽器を楽しんでおられる人、時折、八幡オケにも一緒に参加してくださることがあり、とても嬉しく感じます。楽器のほかにも、旅行、マラソン、ワイン、お料理など、いろいろな趣味を満喫しておられる方もいます。あるいはお孫さんがおられて、かわいらしいお写真を拝見したり、演奏会に来てくださったりすることもあります。それぞれにお住いの場所も様々で、単身赴任先からはるばる通っておられる方もいらっしゃいます。
 生活背景も、立場も、オケに費やすことのできる時間や労力、費用も、全く異なる大勢の人が、毎週集まって一緒に音を出し、半年ごとに大曲を仕上げていく、ということは、とてもすごいことなのだと思います。日常生活と並行してオケに通うことはそれぞれに難しさがあり、悩んだり、困ったりしながら、時には楽器をお休みする、やめるという選択肢を選ばざるを得ないこともあります。そんな中で長年オケを続けてこられた人生の先輩方を心から尊敬しますし、自分が今、オケの皆様にも、友人にも、職場の人にも、家族にも、たくさん助けてもらいながら、何とかオケを続けられていることは、本当にありがたいことだなあと感じます。これからぶつかる壁にも、じっくりと向き合っていきたいと思います。
 また八幡オケが、新卒の方、しばらくお休みされていた方や、やめてしまっていた方にも、オケを続けたり、復帰のきっかけになれば嬉しいです。5月の定期演奏会ではぜひ、オケの雰囲気を楽しんでください。団員一同、心よりお待ちしています。
ひよっこトロンボーン吹き
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2019年04月20日

母校に癒されて

先月、母校吹奏楽部の定演に出演しました。現役生とOB・OGの合同演奏に8年前から参加させてもらっています。私は45年前にこの中学でクラリネットを始めました。当時母校は男子校で文化系のクラブ員は少なめでした。しかし、2000年には共学となり女子部員が激増、中高合わせて90人余となり、近年はコンクールでも優秀な成績を上げているようです。
私は高2の秋まで続けながらも中途退部してしまいOB・OG会には入っていませんでした。
 しかし、34年前ここ八幡市民オケに入団すると、母校の5年後輩君が在籍していたのです。そして、彼がOB・OG会の会長になり、中途退部者でも入会できるように変更し私を招き入れてくれました。 こうして毎年早春に母校を訪れるようになりました。 校舎やグランドも改修され美しくなりましたが、やはり懐かしいものです。OB・OG達もほとんどがかなりの年下ですが、あたたかく迎えてくれました。そう、ここは大学オケのOB・OG会よりもやさしい雰囲気があります。この和んだ雰囲気が私を毎年参加させる要因かもしれません。 それよりも最近は現役生たちの成長を見るのが嬉しく思うようになりました。1年ぶりに会うと、身長も伸びて大人っぽくなっていたり、腕前がグンと上達していて驚きます。そして、現役生達の直向きな姿勢に胸を打たれ、何か私にできることはないかと考えますが、 どのようにしたものかと迷います。コンクール入賞を目指す団結した練習は、青春の1ページとしてたいへん美しいと思います。でも、その先にある深い音楽を意識してもらえるようなきっかけを作ることができたらいいのですが、私の力量が及ぶものかどうか・・・。
クラじいじ

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2019年04月01日

演奏会の楽しみ (私の場合)

振り返ってみると、いわゆるプロの演奏会に昨年は4回、一昨年はなんと7回も行っていました。今年もすでに2回。 演奏会といっても、最近はオーケストラではなく、アンサンブルの演奏会ばかり。 というか、 なんと全部トロンボーンの演奏会!! (これは偶然)
トロンボーン四重奏6回、トロンボーン奏者8人の、ヨーロッパと日本のアンサンブルがそれぞれ1回、バストロンボーン・ソロ(+ピアノ)2回、バストロンボーン・デュオ(+ピアノ)1回、バストロンボーン四重奏(!)1回、ジャズトロンボーン奏者3人のジョイント(+リズムセクション)1回。 今回このブログを書くにあたって手帳を見直してみて、この事実に自分でもびっくり。 偏っているなぁ。 よほどトロンボーンが好きなんですね。  (^^ゞ
  演奏会情報はインターネットでさがしたり、プログラムに挟み込んであるチラシで見つけたり、トロンボーン吹きの仲間からの情報だったり。 トロンボーンだけでもこんなにいろいろな組み合せの演奏会があり、どれもとても楽しめることに驚いています。
これらの演奏会は、平日夜の開催がほとんど。会場も、大阪駅周辺や豊中が多いですね。某Pホールなら開演直前まで残業出来るという羨ましい方も同じパートにいらっしゃいますが、私の職場からは大阪駅まで1時間30〜40分はかかります。 なので、チケットを買ったときは、さっさとお休みにするに限ります。 難しいけど。
チケット代数千円で国内外の憧れの奏者やアンサンブルの演奏を直接聞いて楽しめるのですから、演奏会っていいですね。プログラムにかかれていたり演奏の間に紹介される曲の解説、メンバーや楽器についてのエピソードなども興味深いです。
CDやYouTubeでは味わえない音の響きや息のスピード感など、絶対マネできないけれど毎回たくさんの刺激を受けて家路につくのです。こんな時は無性に吹きたくなり、週末の練習がとても待ち遠しく思われます。 あ〜ぁ。 あんな素敵な音で吹けないかな。
不良サラリーマンのBボントロ吹き
posted by 八幡市民オーケストラ at 07:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2019年03月19日

曲目紹介について(ブラームス1番)

定期演奏会まであと2ヶ月強。当日配付するプログラムに掲載する「曲目紹介」を書くべき時期になりました。曲目紹介は原則として、普段の練習を指導する団内トレーナーが、それぞれ担当する曲目について書くことになっており、今回、ブラームス作曲交響曲第1番の団内トレーナーを担当している私が、この曲の曲目紹介も担当します。

曲目紹介の書き方は、人それぞれかもしれませんが、私の場合はまず文献を集めます。市立図書館で関連書籍を借り、またネットで検索したりもします。これがマイナーな曲だと、書籍もネットもあまり出回っていませんが、今回はさすがブラームス、図書館には数多くの文献があり、とりあえず6冊借りてきました。全てを読むわけではありませんが、演奏する曲に関係するところ、興味深いところにざっと目を通し、ネタを集めます。作曲家の生涯、曲が作られた背景や経緯、曲の特徴や聴きどころ、曲にまつわるエピソードなど、集めたネタを整理し、時には自分のコメントも付加していきます。もちろん楽章ごとの基本情報(調性、速度等の指定、拍子、楽曲形式など)は欠かせません。曲を全くご存じないお客様にも興味をお持ち頂き、演奏をより楽しんで頂けるよう、押さえるべきポイントを押さえつつ分かりやすく読みやすい文章を書くことに腐心します。

ブラームス1番と言えば、ブラームスが作曲に着手してから二十数年かけて43歳でやっと完成したことで有名ですが、長年にわたり熟考し練りに練っただけあって、随所にこだわりが見られ、また1楽章では6/8拍子の、4楽章ではシンコペーションの執拗なリズムが「これでもか!」と言わんばかりに攻めてきます。それらの苦悩や葛藤を経て、最後にハ長調の晴れわたる音楽。雄大なコラールが響きますが、その後も複雑でトリッキーなリズムが続き、オーケストラを(お客様も?)最後まで緊張から解放してくれません。

楽器ごとに見ると、なんといってもオーボエ。2楽章など、随所に出てくるソロは極めて重要かつ魅力的で、知り合いのオーボエ吹きは「オーボエ3大交響曲の一つ」と言います。また前回のブログで採り上げられたホルンやフルートにも、4楽章に印象的なソロがあります。2楽章の終わりには、当時の交響曲には珍しく独奏ヴァイオリンが登場し、オーボエやホルンと共に華麗なソロを聴かせます。更にティンパニも、非常に重要かつ難易度が高く、かつて私がティンパニを師事した師匠は「第九とブラ1をちゃんと叩けたら、オケのティンパニは何でも叩ける」と仰いました。トロンボーンは出番が少なくて気の毒ですが、4楽章のコラールはとても美しく感動的ですね。

このような話を交えて、曲目紹介を書いていきます。なかなか時間と手間がかかり大変な作業ですが、時々お越し頂いたお客様から「曲目紹介が分かり易くて楽しめて良かった!」と言って頂けることがあり、何よりの喜びです。今回もそのように言って頂けるよう頑張ります。(自分でプレッシャーかけてる気がしますが…)
ブラームス1番の団内トレーナー
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2019年03月03日

木製ホルンの響き

ブラームスの交響曲第一番、ホルン吹きなら一度は演奏してみたい曲ですね。個人的には2楽章のヴァイオリンとのデュオがとても好きなのですが、ホルンらしいのは4楽章のソロでしょう。

あのフレーズはブラームス自身が作ったわけではなく、アルペンホルンのメロディの引用なんだそうです。アルペンホルンは太い木を円錐形にくりぬいたような楽器です。歌口(マウスピース)も木製だからか、とても暖かく素朴な音が出ます。

「ぼー」とか「もー」という調子で、遠くで(あくまで遠くで!)鳴っている船の汽笛なんかがイメージ近いです。指穴もなくシンプルな構造で出せる音も限られているので、少し低めに調子が外れたような音(ファ#)がフレーズに入っているわけです。

交響曲の楽譜にはアルペンホルンを使えとは書いてないですが、ブラームスはナチュラルホルン(元々は狩りで合図用に使われた無弁ホルン)を好んでいたので、おそらく当時はあの「ファ#」が実際に演奏されていたのではないかと私は想像しています。文字情報ではうまくお伝えできないので、この「ファ#」を聴いてみたい方はユーチューブなどでアルペンホルンを検索してみてください。


さてさて。
見晴らしの良い丘の上でくつろいでいると、どこからか聞こえてくるアルペンホルン。
鳥の鳴き声もホルンに合わせて歌っているかのようです。
折しも眼下の教会から聖歌が…
旅先でこのようなことがあったのでしょうか。ブラームスはそんな癒し感たっぷりのフレーズに自作の歌詞(誕生日のお祝いの言葉)を付け、敬愛するクララ=シューマンへの手紙に書きました。手紙ですから当然クララ向けのプライベートなものであり、歌詞が付いていることは彼女しか知りません。

そんなフレーズを彼は自身最初の交響曲に取り入れたのです。楽曲の構造上、繰り返して演奏されるであろう主題に充てている時点でもう確信犯的で、有り体に言えば恋文みたいなもんです・・「手紙のこと、もちろん覚えてますよね!」て感じでちょっと暑苦しいような気もしますが、一途で微笑ましいと言えなくもないですね。

さあ、人間ブラームスの心情を垣間見るようなこのフレーズ、どのように演奏するのか興味があると思われたかたはぜひ来る5月の演奏会に足をお運びください!




・・・とまあ、こんだけ書いといて、このソロを演奏するのは私ではないんですけどね。
(&くん、あとよろしく!)
私は3rd
posted by 八幡市民オーケストラ at 09:20| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記