2017年05月13日

団内トレーナーのお仕事

いよいよ八幡オケの定期演奏会まで1週間ほどとなりました。
いつも演奏会直前のこのブログは団内トレーナーが持ち回りで担当することになっており、今回も団内トレーナーの一人である私が担当させていただきます。

私はこれまでにも何度か、当団の団内トレーナーに関してこのブログで触れてきましたが、今回あらためて、当団の「団内トレーナーのお仕事」について書いてみたいと思います。

・八幡オケの団内トレーナーとは?
八幡オケは、特定の音楽監督や常任指揮者などを置かず、何人かのプロの指揮者を交替で客演にお呼びし、一回の演奏会につき数回練習に来て頂きますが、本番の指揮者が来られない普段の練習では、アマチュアである我々団内トレーナー(現時点4名)が指揮者の場所に立って練習を進めています。
本番の指揮者以外に、プロの音楽家にトレーナーとして常時練習を見て頂く団体もあるでしょうし、我々もプロの客演弦トレーナーに数ヶ月に一度ご指導いただきますが、普段の練習に関しては、敢えて団内トレーナー制を続けています。仕上がるまで時間がかかり、またトレーナーを始め中心となる団員に大きな負担のかかるしんどいシステムではありますが、同じアマチュアである団内トレーナーと一緒に練習を進めていくことで、団員が受身にならず、自ら考え共に音楽を創り上げていくことができており、少なくともこれまではうまく機能している優れた仕組みだと考えます。

・毎週の練習
八幡オケは原則毎週土曜日の晩に練習しており、練習のない土曜日は年に数回しかありません。このうち、客演指揮者が来られる数回以外の合奏は団内トレーナーが練習をつけており、その数、年間数十回に及びます。複数のトレーナーで分担するので、各トレーナーが概ね一曲ずつ担当しますが、まずは曲を誰よりも良く理解をするためにスコアを精読し、更に練習のある土曜日は「今日はどのような練習をしようか、どこを重点的にやろうか」などと、スコアを見ながら前回の練習の録画を見ながら(聴きながら)時間をかけて予習をします。また、よりスムーズないい演奏が出来るよう、指揮の練習もします。曲をさらうこともあれば、メトロノームに合わせて基礎練習なんてこともします。私の場合、土曜の午後はこの予習に数時間を費やします。

また、合奏の練習計画(各曲の時間配分など)もトレーナーが協議して決めています。担当の曲だけでなく、他の曲の進捗度も考慮しつつ全体最適を考えながら決めることになります。

・演奏への参加
トレーナーをやっている間は、当然ながら楽器を演奏できません。トレーナー担当の曲は、普段の練習で楽器を演奏できないことから「降り番」となるケースが多くなります。降り番にならない場合でも、客演指揮者の練習時しか演奏できないため、練習不足となり本人のみならず周りもストレスが溜まることも。自分の楽器の演奏(本業)を犠牲にしてまでトレーナーをやっているわけです。

・曲目紹介の執筆
トレーナーには他にも、演奏会のプログラムに載せる曲目紹介の執筆という仕事があります。これはこれで結構な負担になります。「トレーナー担当の曲はよく知っているのだから、難なく書けるはずだろう!」と言われるかもしれませんが、そう簡単なものでもありません。有名な曲なら関連書籍やネット情報も多く入手可能ですが、マイナーな曲などは文献を探すのも一苦労だったりします。他の文献をそのまま使う訳にもいかないので、あくまで参考にしつつ、自分のオリジナリティを出そうなどと考えると、結構な時間がかかったりします。ここで改めて得た知識を合奏で活用できたりもするので、やはりトレーナーが担当するのがいいのだろうなとも思いつつ。

このように団内トレーナーは負担が大きく、ギャラもらいたいぐらいやなあ、などと思うこともないわけではありませんが、それでは逆に、団内トレーナーをやっていて何かいいことはあるのか?と問われると…

指揮をする(ある程度自分の好きなように音楽を作ることが出来る)喜びを味わえること、多くの団員と音楽・演奏に関するやり取りを通じて密に関われること、そしてオケの音楽をより良いものにしていくプロセスに深く関与出来ること、といったところでしょうか。

今回、団内トレーナーとしての練習は5月6日で終了し、あとは客演指揮者と、もちろん演奏する団員たちに委ねることになります。日頃の練習の成果を存分に発揮し、お客様に十分楽しんで頂けるよう頑張りますので、ご来場お待ちしています!
新世界担当
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2017年04月29日

ロビコン

第49回定期演奏会まで1ヶ月を切りました。
本番でのより良い演奏を目指してラストスパート!という感じです。
そして本番直前のロビーコンサートの準備も本格的になりました。

演奏会当日、早くホールに到着されたお客様がホール開場まで立ったまま並んでずっと待ってくださっているのが申し訳なくて、お待たせしている間、少しでも楽しんでもらおう(時間を潰してもらおう?!w)とロビーでアンサンブル演奏をさせてもらったのが八幡市民オケ定期演奏会でのロビーコンサート(略してロビコン)の最初です。
ロビコンを実施しなかった演奏会もありましたが、最近はほぼ毎回1、2グループが行っています。これらの出演者は、団内で順番が決められているとか、くじ引きで決めるとかではなく、全て自主的出演者です。プログラムもこの出演者たちが自由に選曲しています。
私は定期演奏会に関連する選曲での木管五重奏で既に2,3回出演させていただいてます。

実は初ロビコン出演は、私を含む木管五重奏のグループでした(たぶんそのはず)。
で、はてさてその一番最初はいつだったかなぁ・・・って、う〜ん、正確に思い出せない。
創立25周年第30回定期演奏会で「オケの誕生祝い」として木管5重奏の「ハッピーバースデー変奏曲」を演奏したはずなので(これが最初だったっけ?)、ロビコンは少なくともかれこれ10年は続いていることになります。

今では当たり前のようにロビーで演奏していますが、一番始めは分からないことだらけでいろいろ苦労しました。
ホール側からロビコンOKの返事はいただいたものの、「小ホールなど他の施設を利用される人たちの動線を妨げないように」という注意が。
ご存知の方も多いと思いますが、八幡市文化センターには大ホールの他に2・3階に会議室や練習室、4階に小ホールなどが有り、大ホールロビーには展示室や喫茶室、二人の兵馬俑とたくさんの柱もあります。
ロビー内、演奏する位置次第で、センターを利用される方々に迷惑がかかるかもしれません。それは防がないと!
演奏位置としては、左右どちらかの兵馬俑の前以外は考えにくかったのですが、さぁどうしたもんじゃろの?
ホールに向かって右だと展示室入り口を塞ぎそうだし、左だと喫茶室や小ホール等へのエレベーターへの動線を妨げそう。柱もたくさんあって演奏立ち位置によっては並んでいる開場待ちのお客様と向かい合えないし・・・
検討の結果、当時展示室で催事をされていた方にお許しをいただいた上で(その節はありがとうございました!)、展示室入り口の手前、右の兵馬俑前にスペースを取ることができました。
が、他にも問題が。
それは響きです。ロビーにはホールのような演奏のための音響設計はされていません。
うっかり楽譜どおりにf(フォルテ)で演奏してしまうと音が響きすぎて何の曲なのか全く分からなくなってしまうという事態に陥ってしまうため、音量の加減には大変難儀しました。

そんなこんな他にもいろんな苦労があったわけですが、ロビコンに出ない団員からのたくさんの理解と協力もあって無事に回を重ね、今では定期演奏会本番直前ロビコンがほぼ恒例となっていることをうれしく感じる今日この頃です。

今回の第49回定期演奏会でもロビコンを行う予定です。
どんな曲が登場するかお楽しみに!!


おざQ
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2017年04月17日

新世界 コントラバス4和音

新世界の第2楽章、イングリッシュホルンの旋律が非常に有名ですが、実はコントラバスにも隠れた見せ場があります。それは第2楽章のラストに弱音で響く4和音ですが、全てコントラバスによって演奏されます。
様々な楽曲に出てくる見せ場の中でも数少ない、チームワークが試される箇所です。それぞれどのような役割を担っているのか、各パートごとに説明していきます。

Des (低)
最低音を担当。和音の基礎の土台となるため、音程のずれはもちろん、かすれた音は許されない。本番でも安定した音が出せるメンタルが要求される。
主に4プルト、小編成オケでは最後尾に座る方が担当する。

Des (高)
1オクターブ上のDesを担当。Des(低)より音量は必要ないが、音程のずれは周囲にすぐ分かってしまうので、間違ってもすぐに修正出来る能力があると有利。
主に3プルト、小編成オケでは後ろから2番目の方が担当する。

As
Des(低)の5度上、Des(高)の4度下を担当。音量はそれほど必要ないが、唯一鳴らす弦が2つ考えられるパート。どちらの弦で弾くかで、その方のセンスが分かってしまう。
主に2プルト、小編成オケでは次席奏者が担当する。

F
Des(高)の長3度上を担当。1番高い音のため音程が取りづらい。和音の最後の味付けを決める第3音の役割のため、責任は1番重い。後ろに分かりやすい合図を送ることも要求される。
主に1プルト、首席奏者は必ずこの音を担当する。

それぞれの役割を知った上で聴くと、相当面白いと思います。本番では誰がどのパートを担当しているのか、乞うご期待下さい。
橋本 怜補
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2017年04月02日

マウスピース選び

 私は木工と刃物店の店員という二つの立場から刃物に関わっている。
 刃物の生命は第一に「切れ味」だ。むろん研ぎの如何によって左右されはするが、「鋼の硬さと粘り強さ」は大きな要素となる。ところが硬さや粘りは見た目で判るものではないので、多くのメーカーは「〇〇鋼を使用」などの情報を謳い文句にする。
 ところが鋼は鍛え方と熱処理次第で、硬くも柔らかくも、粘くも脆くもなる。ちょうど米を炊く際、コシヒカリであろうがササニシキであろうが、炊き方次第で硬くも柔らかくもなるのと同じで、作り方次第でどうにでもなる。したがって「〇〇鋼」なら必ずよく切れる、とは絶対に言えることではない。

 以前NHKで、あるメーカーが「うちの庖丁は〇〇鋼で一番よく切れる。この鋼はうちだけだ」という困ったことを言った。しばらくして「〇〇ブランドの庖丁をくれ、〇〇鋼のが一番切れるのだろ」というお客さんがみえた。ところが、その鋼は他のメーカーにもあるし、鋼種と切れ味に直接の関係はないのは先述の通り。その庖丁は悪い物ではないが一番いいというほどのものでもないことは、研いだ結果で確認できている。それでそのことを丁寧に説明したのだが、「でもテレビが、NHKがそう言っていた」と理解が得られなかった。「なら、NHKで買いなはれ」とまでは言わなかったが、思い込みに囚われてしまうと物の本当の姿を知る機会を失うのだなと思った。

 さてトランペットのマウスピース選びにも、世間にそういう情報があるようだ。ボア(スロート)の太いもののほうが太い音になるとか、大口径のを使いこなすのが上級者であるとか、そういう情報に囚われている人がいるらしい。
 しかし人はそれぞれ歯も唇も違う、また息の使い方も唇とのバランスも、何もかもが違う。マウスピースはそういう個人の特徴と、用途に合わせて選ぶべきものであって、いわば陸上選手が自分の足に合った靴を選ぶのと同じだ。大きい靴を履いているのが良い選手、というような馬鹿な話はない。
 自分にとって大き過ぎる(またはその逆の)ボアや口径はといったものは、望む結果が得られないだけでなく、練習をも無駄にするものでもある。むしろ悪い癖のもとにもなり得るものだ。
 楽器のカタログなどに書いてあることでも、意味のない情報であることが多い。「輝かしい音を出す」とあっても、人によっては響きが少なくなったりして逆にくすんだ音になることもある。結局は、実際に試さなければ本当のことは絶対にわからないということだろう。そういう文言は回り道をさせるだけで、百害あって一利なしといってよい。
 やはり自分の感覚や周りの耳を頼って試していく以外に、良いマウスピースを選ぶ方法はないと思う。

 近年は情報過剰といってよい社会であるが、刃物であれ楽器であれ、そういう情報に呑みこまれることなく素直な目で選べるようでありたいものだ、と私は考えている。さあ、後は練習だ。

Tp 山田潤
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2017年03月18日

私の忍耐修行

私も夫も、それぞれ別ではあるが大学でヴァイオリン、ヴィオラを始めた。

楽器が左手で弓が右手ね(注)、と確認作業に明け暮れるその頃、隣では子供の頃からヴァイオリンを習っていた同級生がソリスティックにメンコンのソロを弾き、初心者一同、羨望の眼差しを向ける…。

そんな学生時代を過ごした後、月日は経ち、いつしか家族でカルテットが夢となった我が家。3歳になった息子にバイオリンを習わせることになった。

幼少期にピアノを習っていた筆者。母から叱られながら毎日1時間ピアノに向かっていた辛い昔の記憶。そんな母親にはなるまいと心に誓った、はずだった。

歴史は繰り返されるものである。

バイオリンの練習は日々義務となり、どんどんやる気をなくしていく遊びたい盛りの息子。親子共々しんどくなり、このままでは音楽が楽しくなくなってしまう!と勇気を出して無期限休止に踏み切った。

しかし。
細く長くでも良い、何らか音楽に親しんでもらいたいと願う親心(エゴ?)がムクムクと再始動。
息子の少し興味のあったチェロをやってみようということになった。
たまたまご近所のレストランで開催されたチェロのコンサートで、日本一上手なチェリスト(息子談)と出会い、幸運なことに、その先生が息子のレッスンをお引き受けくださることになった。
1/8サイズの可愛らしいチェロと、素晴らしい先生に巡り合うことができ、家族一同これからのレッスンを楽しみにしているところである。
この先生、お子様も素晴らしいチェリスト。
一番初めに、『親はとにかく忍耐です』とのアドバイスをいただいた。
親業6年目、忍耐修行はこれからが正念場。
兄のマネが大ブームの3歳の弟くんも「◯◯◯ちゃんもテロやりたい」と言い出した。
テロは勘弁してもらいたいが、チェロであれば、母の忍耐がレベルアップするまであと少し、待ってもらえるとありがたい。
今度こそ、頑張るゾ〜!


注:びよりすとがこよなく愛する、びよら冗句の鉄板ネタ (びよら冗句http://red.ribbon.to/~loveb/index.files/violajoke.htm
母ちゃんはびよら弾き
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2017年03月04日

美しい音は美しい姿勢から

テレビや映画では、役者さんが楽器を演奏しているシーンをよく見ます。それまで全く楽器経験がないままに演技をすることもよくあるのでしょう、見ていてなんとなくぎくしゃくしているな、と思うことがよくあります。自分が演奏経験のあるフルートやピアノについては運指が合っているかもよく分かりますが、なによりも楽器の構え、姿勢が気になるんです。正しい楽器の構えかたを獲得をするのは、それだけでも一苦労なのです。

そんなことを考えながら、自分が今の楽器を始めたころの事に思いを巡らせてみました。中学校のクラブ活動は当時珍しくオーケストラ、女の子はみな弦楽器へ、フルートを希望していたのが男の子ばかりでした。まだ身長150cmしかなかった私がフルートに、160cmオーバーであった友人がコントラバスに回りました。少し大袈裟ですが、背が高ければ人生が変わるところでした。最初の楽器の指導は、ご多分にもれずクラブの先輩で、頭部管で音が出れば、その後は勝手に練習しておいてね!と言った具合です。殆ど自己流で吹いていたため、姿勢は相当に出鱈目だったのでしょう、その後、高校生になりレッスンについた際には、まず楽器の持ち方や演奏時の姿勢から指導を受けました。上半身が反っていたり、支えとなる右手の親指がつっぱっていたり、等々今からはとても見れたものではなかったと思います。その頃見て頂いた先生には今でも感謝しきれない思いを抱いています。その後楽器は休んだり再開したりですが、今でも正しい姿勢で息の通り道をきちんと作ると良い音が出る気がしています。

三年前、急に思い立ち、練習用に全身の映る鏡を買ってみました。見ながら吹いていると、正しく脱力出来ているか、息は正しく吸えているか、指が不必要に大きなアクションで動いていないか、良く分かります。美しい姿勢をしていればすぐに良い音が出せる、という短絡的なものでもありませんが、練習の助けにはなります。面白いですよ。皆さんも一度試してみませんか?

美しい音は美しい姿勢から、です。
フルート M君
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2017年02月26日

初めての発表会

エレクトーンを習っている5歳の娘が、先日初めて発表会に参加しました。

いつか「娘にチェロの伴奏を弾いてほしい」という完全に親の都合で、2歳から音楽教室に通うようになりました。
最初はリトミックなど、音楽の楽しさを感じるところから始まり、
3歳からエレクトーンに少しずつ触れ始め、今では少しずつですが、器用に左手も交えて演奏するようになりました。

本番までの約2週間、一緒に演奏会に向けて毎日練習し、ミス無く演奏出来るようになっていきました。
「上達してるなぁ」と私も感心し、本人も「大丈夫!」と自信満々で本番に望みました。
しかし、いきなり冒頭で一度も起こした事の無いミス!
練習の時は、ミスをすると、弾く手を止めて「もう一回最初からやりたい!」と言う事が多かったので、
「手を止めてしまうのではないか?」と思い、私も一瞬冷や汗が出ました。
しかし、そこで諦めず、もう一度頑張ろうと必死に演奏を続け、見事に最後まで演奏をやりきりました。

演奏が終わった後、「大丈夫かな、落ち込んでないかな?」と少し心配しながら、「どうだった?緊張した?」と聞くと、
「何かドキドキした。でも楽しかった。失敗したけど最後まで演奏したの凄いでしょ?」と答えが返ってきました。
あれだけ練習したので、内心きっと落ち込んでいたのでしょうが、
そのような素振りは全く見せず、気丈に振舞う姿を見て、頼もしく感じました。

音楽を通して、色々な経験をしながら一歩ずつ成長している姿を見て、少し嬉しくなる一日でした。
少しほろ苦いデビューとなった初めての演奏会の後、娘はこれまで以上にエレクトーンが好きになったようで、毎日楽器に触れて遊んでいます。
これからも音楽と共に、のびのびと成長していってほしいです。

一緒に演奏出来る日は、思ったよりも早く来そうな気がします。
(Vc. M)
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2017年02月18日

拍手のあとに

演奏会本番が終わったときの気持ちは試験終了時のそれと似ている。照明に煽られるような高揚感、お、この調子だ、○○(楽器名)のソロもばっちり決まった、晴れた雪の上を絶好調で滑りきった達成感と安堵の向こうから、それは暗雲のように迫ってくる。あと1日、いやせめて3時間あればもう少し練習(勉強)できたのに。聴かせどころが単純な発音(回答)になってしまった、予想外の流れ(追加諮問)になった。後悔とか反省ではない。もう取り戻せなくなった時間を引き戻したいような思いがどこからともなく溶け出てくる。最後に受けた資格試験からもう10数年経つが、演奏会を終えたあとの言いようのない気持ちは毎回新鮮に登場する。
「私、失敗しませんから。」と女性外科医が啖呵を切るテレビドラマがあった。孤高の主人公が、自身の知識と技術、機知だけを武器に、予想外の難局も必ず切り抜けていく。巨大な組織をカサにきて私利私欲に走る輩のメンツが丸つぶれにされていく水戸黄門的展開に、してやったりと拍手を送りたくなる。見えない将来を言い切ってしまえるD門R子は、失敗ではないけれど、、、という言い淀むこともないだろう。台本のない毎日で約束されているのは、これから先も水戸黄門は登場しないということだけだ。
初めての本番演奏だから味わうのだろうか。何度も演奏経験のある曲、複数回の本番なら味わうことはないのだろうか。時々出かけるカフェで、先日ミニコンサートがあった。至福の時が過ぎ、拍手もひととおり鳴り止んだあと、数々の名演奏をこなしてきた人の口から出てきたのは、ああもう大変でした、という言葉だった。職業演奏家だから、2日連続同じプログラムだから、という予想は大はずれ、楽器をなでながら、この人は今きっと「あの気持ち」になっているに違いない。注がれたグラスの水を、巨匠は一気に飲み干した。
才色兼微
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2017年02月03日

「ご縁に恵まれて」

息子がヴァイオリンを習い始めて、約一年が経ちます。
習い始めるにあたり、私が三十数年前に使っていた1/8サイズのヴァイオリンを実家から探し出しました。
思いのほか保存状態も良く、使えそうです。
最近、家の近くに開業した弦楽器工房があったので、メンテナンスをしてもらいました。
さて、先生はどうしよう?
なるべく近いところがいいなあ、と思いつつ、色々リサーチすると、なんと、家から徒歩数分のところに、先生がいらっしゃるではありませんか!
様々なご縁に恵まれて、ヴァイオリンのお稽古は始まりました。

わかってはいたことですが、毎日の家での練習も始まりました。
保育園から帰って、夕飯の支度をしながら練習をみて…と考えていたけど甘かった…
側について、姿勢や構えをいちいち修正しないといけないので、なかなかご飯は作れません。

それもこれも、なんとか時間をやりくりして約一年。
息子の成長に合わせて、ヴァイオリンは1/8から1/4サイズになりました。
これも良いご縁があって、さるお方よりお借りすることができました。

私の1/8のヴァイオリンは、再び休眠期に入りますが、またどこかでご縁を繋げることがあるのかな?あったらいいな、と思っています。

Vn入団25周年
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2017年01月07日

新世界よりプラハが好き

八幡市民オーケストラは、次回第49回定期演奏会で、ドヴォルザークの交響曲「新世界より」を取りあげることになりました。
 私が前回この曲を弾いたのは、高校のオーケストラ部の演奏会。ヴァイオリンに触れたばかりの初心者で、かなりつたない演奏だったのは確かです。記録が残っているよと、もし言われても絶対聴きたくないです。
 それから?年が経ち、最後に「新世界より」を生演奏で聴いたのは、もう10年以上前のことになります。それは旅先のプラハでした。
 友人の誘いで予備知識なし、プランなしで出かけたプラハ旅行。石畳。古く美しい建物の並ぶ景観。丘の上のプラハ城。街の中心を流れるモルダウ(ヴルタヴァ)川とカレル橋。美しい街は歩いているだけで嬉しい気持ちになり、すっかりプラハファンになったのでした。
プラハ市民は昔から音楽愛好者が多く、至るところにCD、楽譜や楽器のならぶ店がありました。モーツアルトは歌劇「ドン・ジョバンニ」をプラハで初演し、大好評を博したそうです。ドヴォルザーク博物館もあります。
 そんなプラハの街で、ほぼ毎日観光客向けにコンサートをしているという情報を友人が見つけ、「行きたい」と言い出しました。
 場所は、スメタナホール。プログラムは、スメタナ「わが祖国」とドヴォルザーク「新世界より」。(オケの名は残念ながら覚えていません。)チェコで、なんとベタなプログラム!
 毎日同じ曲を観光客相手に弾いているなんて、絶対やる気のない大したことない演奏にちがいない。そう思った私は、「行かない方が良いよ〜」と友人を説得したのですが、「こんな機会めったにないから」と逆に説得され、しぶしぶついていきました。
 スメタナホール内部は、ひかえめな装飾の落ち着いたホールでした。お客さんはそんなに多く入っていなかったと記憶します。
その演奏は、、、
期待を良い意味で裏切る素晴らしいものでした。音とハーモニーは美しく、作曲家への敬意、祖国への愛を感じる、ほんとうに心のこもった演奏でした。
 ドヴォルザークはアメリカで「新世界より」を作曲し初演したわけですが、この美しいプラハから何千キロも離れた異国の地で、どれほど大きな郷愁を抱いていたのだろう、とせつない気持ちになりながら音楽に聴き入りました。あの時、偏見を持っていた自分をコンサートに誘ってくれた友人に、今でも感謝しています。プラハへ行く機会があれば、ぜひコンサートを聴くことをおすすめします。
 プラハでの感動が忘れられず、今回ひさびさに「新世界より」に取り組むにあたり、チェコ人の指揮者とオーケストラの演奏するCDを買い求めました。厳密にいろいろ聴き比べをしたわけではなく、インターネットで直観で選んだのは、カレル・アンチェル指揮(プラハのカレル橋と同じ名前だからチェコ人だ)、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団。いい演奏で気に入って聴いてます。
 今度の八幡市民オーケストラの「新世界より」は、どんな演奏になるのでしょうか?どうぞお楽しみに。

​​​​​​​​Vn MM
posted by 八幡市民オーケストラ at 12:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記