2017年10月15日

トレーナーがメトロノームと違うところ。

演奏会が近づいて来ました。団内トレーナーにブログの当番が回ってくる時期でもあります。普段の練習の雰囲気を感じていただければ幸いです。

私が団内トレーナーを担当し始めて、13年が経過しました。早いものです。
団内トレーナーを務めていると、よく「大変ですね。」と言われます。はい、確かに大変ではあります。が、それなりに楽しい面もありますので、まあやりがいもあります。前回のトレーナーブログにてHさんも、同じようなことを書いていました。 →http://yawata.sblo.jp/archives/20170513-1.html
他に最近よく言われるのが、「いつもご指導ありがとうございます!」というもの。自分より年下の比率が増えてきたせいか、頻度が増したように思います。
でも、ちょっと待て。尊重してもらえることはうれしいけど、私のしているのは「指導」だろうか?私は先生ではないし、いろんな楽器の演奏技法を人様に教えられる能力はないし。じゃあ何やっているの?と聞かれると、案外一言で説明するのは難しいものです。指導はできないけど、ある程度エラそうなことも言わないといけない。マジメに言えば、練習を効率的で最大効果が出るような「仕切り役」でしょうか。会議の進行役のような。奏者だけでもその気になれば練習はできますが、練習をうまくファシリテートすることで、より効率よく練習を進めることができる、というか。ちょっとインテリジェントなメトロノームのイメージ?
さて、とはいえ、メトロノームじゃ何なので、自分なりにこんな練習を目指したい、というポリシーのようなものは持っています。この機会に思い切ってちょっと公開してみたいと思います。ネタばらしみたいでちょっと恥ずかしいですが。また、あくまで「理想形」ですから、団員のみなさんからの「言ってるようにはできていないやないか」、というツッコミは甘んじて受け止めます・・・実際、毎週、思い通り行かなかくて凹んだり、うまくいったとニヤついたりしてるんです。

1.「振る」ことにはこだわる。
 客演指揮者とは同じ振り方も同じテンポも完璧な再現は無理です。でもだからといって「棒はお飾り、勝手にアンサンブルして」 としてしまってはいけないと思っています。みなさんがまず指揮を意識して視界に入れ、適切な「指揮者の見方」の練習になるように、まずはトレーナーと言えどちゃんと指揮者として振る必要があると思い、結構一生懸命振ってます。見てくれなかったら、見て!と言います。見てね。

2.「練習」をする。
ともすればやってしまいがちなのが、「ここに注意してください。」「この音符、大事だから。ちゃんと演奏してね。よろしく。」 と指摘するだけで終わってしまうケース。練習するために合奏しているのですから、合奏しなくてもできる指摘をしてたんじゃあ意味がない。演奏してもらって、そこで問題点があれば指摘して、直るように練習する。私の練習は反復が多いと思いますが、こういう理由によります。
また、できるだけ話す時間を削減し、音を出す時間を増やしたい。これはたぶんトレーナーの永遠の課題と言ってもいいかもしれません。

3.たまには「小ネタ」を入れる
 2の「音を出す時間を増やす」と矛盾するようですが・・・
アマチュアとして、楽しく演奏、練習するのを楽しみに集まって来ている側面もあると思います。多少の雑談(うんちく話)でちょっと一息、も必要かな、と思っています。実際あまり役に立たないしょーもない話が多いのはご愛敬…。何事も度を過ぎてはいけませんね(!)

これらはみな、結局練習時間との戦いだったりもします。すぐに時間が足りなくなっちゃうんですよね…。正直、まだまだの域だと思いますが、今後も精進していきたいと思います。そして、演奏会本番が素晴らしいものになることに貢献できますように。
やっぱり、こういう人間的な練習ができるようになっていかないと、メトロノームとは言わないまでも、今流行りのA.I.にいずれ取って代わられてしまうかもしれませんね。

A's Intelligence
posted by 八幡市民オーケストラ at 01:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記