2017年12月23日

ソロのお楽しみ♪

お楽しみシリーズ ( 勝手に作りました ) 第3弾はソロです。
普段はオーケストラの中の 1 人で、それも楽器はヴァイオリン。常に同じ楽譜を 10 人以上で演奏しているので、大きな声では言えませんが、まあ弾けないところがあっても、ぶっちゃけ私以外の誰かが弾いてくれる訳でして…( ゴニョゴニョ ) 。
小節を数え間違えて迷子になっても、トップの方が前で合図を出してくれるし…(さらにゴニョゴニョ)
そんなオーケストラ生活を長年謳歌してきた私に、ソロで弾く機会がやってきました。数年前より習い始めた先生のヴァイオリンの発表会です。発表会といえども、人前で、それも1人で弾くことなど、これまで縁のなかった私にとっては、さあ大変、これは一大事です!!

まずは曲決め。何を弾きたいという意志すらなく、先生に勧められるままに曲は決めました。大人しく恥ずかしがり屋の私(本当です!)にとってはハードルの高い情熱的な曲で、本当に弾けるのだろうかと不安でいっぱいでした。

・ゆっくりのテンポで練習する時もフレーズはちゃんと感じて。
・最終的に飛ばす奏法のところも、最初はしっかり音を響かせるところから。
・オーケストラのようなPPの弾き方だとソロは全然聞こえない。音色で変化をつけて。
・難しいところこそ積極的に行かないと、気持ちがひるんだら弾けないよ。

などなど、先生からはたくさんのアドバイスを頂きましたが、一番印象に残っているのは、
「もっと自由に表現して!!」のお言葉です。
私が1人で弾く曲です。どんな風に演奏して、どんな曲にしたいのか、自分で考えて、もっと自由に表現の幅を広げないといけませんが、弾くのが精一杯でなかなか広がりません。う〜ん、難しい(泣)

仕事やオーケストラや家事の合間に少しずつですが練習を重ね、ついにピアノの方と合わせる日が来ました。初合わせの時は、どこに立って弾いたらいいのかもわからず、タイミングも取れず、私が弾けないと当たり前だけど曲は止まるし、ピアノと一緒だと自分の音程の悪さはよくわかります。
そんな状況でしたが、ふと思いました。
これ、もしかしたら楽しいかも〜!!
これまで必死で練習して来た曲を、ピアノと合わせて弾くことは、想像以上にものすご〜く気持ちよかったのです。本番は緊張しましたが、その場にいる人が全員私の音を聴いてくれている、という状況にこれまたぞくぞくしてしまったのです!!
そのぞくぞく感を忘れられず、今、3 回目の発表会の準備を始めたところです。2回目からは曲は自分で決めました。自由に表現できるようには、まだまだなっていませんが、長い期間、1つの曲の全ての音と向き合って、それを人様の前で弾くことは、大変だけど、楽しくて♪楽しくて♪
すっかり病みつきになってしまいました。

ソロを経験してから、オーケストラで弾くときも、これまであまり考えずに弾き散らかしていた音符に対して申し訳なかったなと思うようになりました。
どんな音が出したいか(→今年の八幡オケのテーマです!)どんな表現をしたいか、考えるのはソロもオーケストラも一緒だと今更ながら気づきました。ということで、まずはコッソリと弾いているフリをするのは、もう(なるべく)やめようと心に誓ったのでした。

邪悪なVn弾き
posted by 八幡市民オーケストラ at 18:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2017年12月10日

アンサンブルの楽しみ パート2


ブログの依頼があり、最近いろいろと考えていた「感動する音楽」について書こうかと思いましたが、過去の検索をしてみたらなんと6年前に今の思いとほとんど同じようなことを投稿していました。よろしければ、こちらも読み返してみてください。
 ⇒ http://yawata.sblo.jp/article/47128454.html
 というわけで方向性を変えて、12月1日投稿のホルンUさんに引き続き、私も大好きなアンサンブルの楽しみについて書いてみます。ホルンさんは同じ楽器でのアンサンブルの醍醐味を書かれていましたが、私は異なる楽器のアンサンブル、木管五重奏の魅力を紹介します。
 ご存じの通り、室内楽やアンサンブルといわれるジャンルには、弦楽四重奏、ピアノ三重奏、金管五重奏など様々な編成があります。なかでも弦楽四重奏はクラシックのアンサンブルの代表的な編成で、ハイドン、モーツアルト、ベートーヴェン、シューベルト、ドヴォルジャーク、ショスタコーヴィッチなど名だたる作曲家が、世に残る名曲を作曲していますね。曲の構成もしっかりしていて、その音楽的内容も崇高なものが多く、まさに純音楽の極みとも言うべきものだと思います。これに対して、木管五重奏は正反対の位置あるように思います。古典的なものではダンツィ、レイハが多くの作品を残していますが、その後はタファネル、イベール、ミヨー、フランセ、ボザなど近代フランスの作品が多く、ニールセン、ヒンデミット、ヴィラ=ロボス、バーバー、リゲティなど、近現代の様々な国の作曲家も作曲しています。しかし弦楽四重奏の作曲家と見比べると超有名どころというわけにはいかず、やはり対照的な印象です。曲の内容もディヴェルティメント的な楽しく軽い感じの曲が多いです。
 一般的に木管五重奏といえば、フルート、オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットという楽器編成になります。この編成が絶妙で木管五重奏の最大の魅力だと思います。ホルンが入っているので「木管」というのは少し違和感もありますが、言い換えれば笛五重奏でしょうか。横笛、縦笛、それに角笛。この五種類の笛は単に音域が違うだけで無くその発音形態や構造も大きく違い、つまり音色が全く異なります。弦楽四重奏はほぼ同じような形、発音形態の楽器の集まりなので、音色や表現も非常に似通っていてその溶け合ったような響きが魅力のひとつです。金管五重奏も楽器の形が円筒形と円錐形で多少の音色の差はあるにせよ、振動源は同じなので調和のとれた響きがします。これに対して木管五重奏の楽器を振動源と共鳴系で分類すると、無簧開管楽器(フルート)単簧円筒管楽器(クラリネット)複簧円錐管楽器(オーボエ・ファゴット)それに唇簧円錐管楽器(ホルン)ということになります。こんなことを説明するまでもなく、誰が聞いてもその違いが分かる五つの音色で作るこのアンサンブルは、あたかも五色の糸で織りなす織物のように鮮やかで色彩豊かです。赤、黄、青、白、緑などの糸が、時に赤が主張し、次には緑が目立って、また時には黄と青が絡まり合い、そして五色が綺麗に織り重なって遠目にはひとつの色に見えるようなハーモニーをつくっていきます。それも、色のバランスによって虹や日が沈む夕暮れの色のように変化していくのです。
 こんなに素敵な木管五重奏を私が初めて経験したのは、大学オケの先輩に誘われたときなのでもう30年以上前になります。すぐにその楽しさの虜になり、卒業後も大学オケのOBを中心に「Ensemble Closque(アンサンブル・クロスケ)」というグループを組んで、当時京響ファゴット奏者であったの森先生のところにレッスンに通い、発表会にも出たりしていました。その後は転勤先の名古屋で所属していたオーケストラのメンバーで「Ensemble Sanpole Academia(アンサンブル・サンポール・アカデミア)」という木管五重奏+ピアノのアンサンブルを結成して十数年活動してきました。ほんとうにアンサンブルを楽しむには、やっぱり同じメンバーで長年続けるに越したことはありません。時間と共にメンバーもの癖も分かってくるし、アンサンブルとしての方向性や音色も固まってきます。でも、仕事の都合や家庭の事情、そして何よりも気が合わないということで、同じメンバーでのアンサンブルを続けることはなかなか難しいようです。Ensemble Sanpole Academiaでは、練習のスケジュール調整や場所の手配、本番の段取りなど大変なことはたくさんありましたが、音楽的な方向性が合うメンバーと奇跡的に出会えて、その同じメンバーで十数年も続けられたことは本当に幸せなことだと思います。昨年夏には第10回記念演奏会を名古屋の熱田文化小劇場で開催しました。ピアノと木管のための五重奏曲(モーツアルト)、サマーミュージック(バーバー)、3つの小品(イベール)、六重奏曲(プーランク)そしてアンコールに安らぎの時間から神経質な子供(フランセ)というプログラムは結成当時では考えられなかった名曲難曲揃いですが、継続は力なりとはよく言ったもので良く出来たものだと自分でも感心しています。
 さて、先月25日に開催された八幡市民オーケストラの室内楽発表会でも、木管五重奏を演奏しました。練習回数が少なくやや不完全燃焼気味ですが、このメンバーでのアンサンブルも楽しく、私のアンサンブル人生でまた新たな1ページが始まった予感がします。これからが楽しみです。

クラのゆうすけ
posted by 八幡市民オーケストラ at 20:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2017年12月01日

アンサンブルの楽しみ

ホルンUです。
いつのまにか40年もの歳月をホルンと付き合っていることに先日気がつきました。汗

さて、我がホルンパートは室内楽演奏会には必ずパートアンサンブルで出演しています。
このところずっと6人なので6重奏をやるのですが、実は6人用の楽譜はあまり出版されていません。
あるにはありますが、4とか8よりは明らかに少ないのです。
まあなければ作ろうということで毎回パートの誰かが6重奏用に編曲します。
まあどうせ編曲するならジャンルに関係なくやりたい曲をやるか、とけっこうムチャな曲を選び、
「うわーこんな楽譜吹かれへんわ」と笑いながら練習するのがとても楽しいです。
更に言うと固定メンバー用に編曲するということは最初からどのパートを誰が吹くか
わかっているわけなので、メンバー各人の個性を活かした編曲が可能です。
メンバーそれぞれに得意な音域や表現方法があるので、そこを少し(いや、かなり)攻めるというか拡張するわけです。
その結果パートメンバーから「吐きそう」(筆者註:原文は「げー出そう」)「唇切れそう」
「(息継ぎできなくて)酸欠になるから休符求む」などの生温かいお言葉をいただくことになりますが
そこを笑ってスルーして毎回本番まで突き進むのも、パートアンサンブルの醍醐味のひとつと言えるでしょう。
先日開催した今年の室内楽演奏会では懐かしの吹奏楽名曲を2曲演奏しました。
普通の金管5重奏に匹敵する5オクターブ近い音域を使い、原曲ではサックスパートにあるアドリブソロ風の楽譜も
そのまま盛り込むという相変わらずの無理やりな楽譜だったため練習ではいろいろ不服の声が出ていましたが
これも相変わらず笑ってスルーし、本番はけっこう楽しく演奏できました。

さあ、次も無茶しますよ。笑
ホルンU
posted by 八幡市民オーケストラ at 00:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記