2019年05月14日

コンマスのお仕事

定演まで1週間をきり、いよいよ最後の追い込みですね。今回はコンマスへのご指名ということで、私が担当させていただきます。

コンマスのお仕事といえば、チューニングをしたり、合図を出したり、ボウイングをきめたり、といったところでしょうか。いろんなウェブサイトを眺めていると、指揮者だけでは伝えきれない細かなニュアンスを演奏を通じて伝えるとか、指揮者とオケの橋渡しをするとか、難しいことがいろいろ書いてあって、いや大変なものだなあと思います。そういえば、団員からの信頼が大事、人格的にも優れていなければならない、などと書かれているのを見たこともあります。ハードル高いですね。

数あるコンマスのお仕事の中でも、舞台上のチューニングと並んで最もわかりやすいのは、コンマスソロでしょう。今回の定演では、ロメジュリにも意外とちょこちょことソロ(やソリ)がありますが、なんといってもブラ1。コンマスソロとしてはおそらく最も有名な曲で、ちょっと尻込みしてしまうのですが、個人的には今回初挑戦ということもあり、ボウイングもフィンガリングも試行錯誤をかなり繰り返しました。それぞれのフレーズをダウンから始めてみたりアップから始めてみたり、弓の配分や圧力を変えてみたり、音程を外すリスクがなるべく小さいフィンガリングを工夫したり、などなど。今回はプロオケ現役コンマスの後藤先生が指揮者ということで、いろいろと質問をしたり、アドバイスをいただいたりすることができてラッキーでした。こんなことを書いていると自分で自分にプレッシャーをかけているような気もしますが、よい演奏ができるようにがんばります。

ところでGWの最後に、後藤先生たちが主催する音楽講座があり、プロの奏者たちと一緒に室内楽という講座にエントリーしたところ、セカンドが後藤先生、ヴィオラが岩井さん、チェロが石田さん(大フィル)という豪華なメンバーとカルテットを弾く機会をいただきました。そのときに、また、他の方が同じようなレッスンを受けているのを聴講したときに一つ印象的だったのが、「よく見るなあ」ということでした。われわれも練習のときに、よく「指揮を見ろ」とか「コンマスを見ろ」とか言われますが、その際の「見る」は受動的なイメージがあるように思います。ところが室内楽講座のプロの方々は、もちろんお互いにどう弾くかを見るというのもありますが、それ以上に、眼でタイミングを合わせたり、アイコンタクトをとって微妙なニュアンスの変化を誘ったり促したり、とても能動的な意味合いで見ているように感じました。そしてそのことによってアンサンブルがとても生き生きとしたものになっている印象をもちました。もちろん室内楽の作法をオケでそのまま持ち込めるわけではありませんが、大いに刺激を受けた私は、先週末の練習では、いつもよりも意識的に周囲をキョロキョロ見渡しながら弾いてみた次第、指揮者を含めて周囲と積極的にアイコンタクトをとることも、コンマスのお仕事の一つとして身につけていきたいものです。

定演まであと数日、なんだかんだ言って一番大切なのは、当日元気に演奏できることですよね。私も風邪をひいたり、突然腰を痛めたりすることがないよう、好きなワインを飲みつつ体調管理につとめようと思います。打ち上げでは皆で美酒を楽しめますように。

コンマスの一人
posted by 八幡市民オーケストラ at 23:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記