2020年05月17日

クラリネットとお腹と私

クラリネットを演奏する上で、お腹をもっと上手く使えるようになりたいー私が思っていることです。このお腹とは腹式呼吸のことで、これにまつわるエピソードなどいくつか思い出してみました…。

寝転がると自然にできる腹式呼吸が、起き上がるとできなくなってしまう…。
それならと、寝転がったまま吹こうとし、重力の力に負けてクラリネットが口元に落ちてきて幾度となく痛い思いをするというアホなこともありました。

腹式呼吸で腰まわりの筋肉がどう動いているかを知るために、実際に手を当てて教えてもらったこともありました。
面倒見のいいY兄「ここに手を当ててみ!」ノラリクラリ「はいっ!」
男性の腰に後ろから女性が触る…はたから見て、どのような感じだったのでしょうか。当時の私はちょっぴりドキドキした、今では懐かしい思い出です。

そして腹式呼吸をガンガン使っている人と結婚し、元気で大きな声の娘が産まれました。娘を出産する時、陣痛が急激にきて、看護師さんに深呼吸して!と言われ、腹式呼吸をすると看護師さんに腹式できるの?と驚かれました。わけを話すと、ナルホド楽器ね!と感心されたことがありました。楽器をしていて、こんなこともあるんだなと思いました。

やがて娘が3歳ぐらいになり、お風呂に入っていたある日のこと。
いつものように大きな声で歌っている娘のお腹をふと見てビックリ。お腹から声を出していることに気付きました。あんた上手に腹式呼吸できてるやん!
調べてみると、産まれてすぐは肋骨の角度が水平で呼吸筋が未発達のため、腹式呼吸優位だそうで、肋骨の傾斜が成人に近づき、呼吸筋が発達してくるのに合わせて、胸式呼吸優位となってくるとのことです…。

それから、気管支鏡検査というものを経験した時のこと。
パー♪プー♪と鳴る赤ちゃんのオモチャを渡され、癒されるのもつかの間、始まった検査は鳴らす余裕もないぐらいの大変な検査でした。あまりに苦しかったので、出産で活躍した腹式呼吸をして乗り切ろうとしたら…ゴボゴボゴボ!
肺の奥まで水(薬?)が入り、さらに地獄を味わうことに…。慌てた看護師さんに深く吸わないで〜!と言われ、浅く浅く息をして何とかしのぎました…。

ある先生の公開講座で、オーボエを吹いてる方が、テンポの速い曲で息を吸っていると間に合わないと相談されていました。先生の答えは、胸式呼吸を使うということでした。
え?胸式⁈目からウロコ…。楽器は腹式呼吸だと思いこんでいた私です。
先生の話では、瞬間にガッとたくさんの息を吸いたい時は胸式呼吸の方が向いているそうです。プロの人は胸式呼吸と腹式呼吸を使い分けているそうです。すごい世界だなぁ。

本来人間の体は、胸式呼吸が使う肋間筋を中心とする呼吸筋こそがメインで、腹式呼吸で使う横隔膜はあくまでサブだそうです。また肋間筋は20代から少しずつ老化することが分かっていて、その対策にカラオケもおすすめで「天城越え」や「ダンシング・ヒーロー」などがいいそうです。…何となくこの選曲をする人のタイプがわかります…。
一方、ある人曰く、歌うことを軸においた場合、腹式呼吸はのどに負担がかかりにくくなる為、何曲歌っても声が枯れにくい。胸式呼吸は、喉や肩に力が入るため正しい発声を用いて歌うことができず、のどに負担がかかるため、数曲歌うと声が枯れる、声が出なくなることもあると…。そういえば昔、「ダンシング・ヒーロー」をシャウトして、声が一発で枯れたなぁ。でもあれは、のどは潰したけど、呼吸筋は鍛えていたってこと…?
呼吸について、もっといろいろ調べたり試したりすると面白そうです。

私の場合、お腹を使えるようになったことで自分の音の響きが変わったことに驚き、ちょっとした感動を覚えました。
みんなと交われるような音にちょっぴり近づいたような感じがしています…ほんの少しですけど…。

そして、もっといい音を出してみんなと交わって、もっと思うように歌うこともできて、もっとみんなといい音楽をつくれたら、もっともっと楽しくなるだろうなぁ。
ああ、私には気が遠くなるような話で、何だか過呼吸になってきました…。

すぅ〜ふぅ〜(腹式呼吸)
まずは一歩一歩。これからも前進を楽しみながら、励もうと思っています。

ノラリクラリネットやっすん
posted by 八幡市民オーケストラ at 09:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記