これまで学生オケ仲間の結婚式で少し弾く、ぐらいはありましたが、Vaに触るのも実に20年ぶり…。赤ちゃんだった子が成人するくらいか、と思うと、なんだかオソロシイ数字です…。楽器もよくぞ無事でいてくれたものです。
学生オケでは、愉快な仲間たちや憧れたり尊敬できる先輩方…と恵まれ、出会う曲もどれも素敵で、楽しかった思い出ばかり。なので、社会人になってからもなんとかオケ活動はできないものか…と思ってはいましたが、仕事柄、休日は固定されず、必ずしも練習日に休日をかぶせられるわけでもなく、探してみてはあきらめたり…。どうしようかなぁ…と、のらりくらりとしている間も、いちおう“オケ活動再開するいつか”のために譜面台を買ってみたり、楽器の形をしたチャームを見つけた時には「“いつか”楽器ケースにつけよう!」と衝動買いしたり…自分的にはモチベーションは維持しつつ(あくまで自分的には、ですが…)、「いつか、いつか…」を繰り返しながら年月の過ぎるのはなんとも早いこと。学生オケ仲間の演奏会に行く機会が何度かありましたが、そのたびに「いいな、いいなぁ」と羨ましく思いつつ、またネットでオケ探しをしていたら、たまたま八幡オケのブログにたどり着きました。つらつらと眺めていると“毎週の練習に参加はできていないが”的な文章を見つけ(決して、練習参加をおろそかにしていい、というつもりではありません!!)「ん?!思えば、そうか!社会人も多いであろうオケには色々な事情の人がいるもんだし、その中で毎回の練習に行けないこともあるよね。」「(休みを合わせにくい)私でも入れるのでは?」と思い直しました。(気づくの遅い!)自宅からの距離もムリのない範囲。しかもVa募集中。「いけるかも!」と。
折しもコロナ禍突入と時期がかぶり、一年ほど足踏みしましたが、緊張しながら見学希望のメールを送り、見学当日は駐車場探しに迷い、遅れました…が、温かく迎えていただけました。ありがとうございます。学生オケ時代の仲間や先輩との嬉しい再会もあり、なんというサプライズでしょう。
11月には(ド緊張で指も腕もガチガチでしたが)無事初舞台を終え、学生オケほどには集まって練習回数を持つことはできない中、曲を仕上げていくこと、個人的には譜読みの時間をとるレベルで四苦八苦(ミナサン、イツレンシュシテルデスカ?と楽器ケースに手を伸ばしたところでよくバタリと力尽きてます…)、練習中も自分の弾けなさに「あ”っ…」とか「う”っ…」とか「ぎゃあ〜っ」など、たくさんの濁音を(心の中で)連発で、トップさんやコンマス、指揮者を見てて“おちる”などの本末転倒もやらかしつつ、社会人をしながらのオケ活動の難しさは感じていますが、やはり、週1でも集まってオケのみなさんと音楽を共有し、音を重ねていけることは、とても楽しいです。この曲のこの部分いいなぁ!好きだーーーーー!!!うあ〜〜〜〜!!と(スペースがあれば)広いカーペットの上を転げ回りたいくらいの気持ちになることもあります!!
1〜2月は、職場のコロナ状況に振り回され、ほとんど練習に参加できませんでしたが、可能な限り休み希望を練習日に合わせて出して、時には宿直明け勤務後に練習へ突入という技(?)も駆使しつつ、それでもやはり仕事で行けないこともありますが、どうにかこうにか続けられています。
オケ活動を再開したことは、なにやら両親も喜んでくれ、演奏会を聞きに来てくれました。クラシックなど疎い父ですが「よこ笛(Flのことです 笑)が良かった〜」など感想を述べてくれたり、次の演奏会にはピアノを始めてる「かも」しれない姪っ子を連れていきたい、とか、3年だけHrをやっていた妹も「演奏会行きた〜い」と言ってくれていたり、にわかにオケ活動再開に伴い周りも賑わい始めたような気もします。譜面台や楽器型のチャームもようやく日の目を見ることができました。
マイカー通勤の私。プログラム曲を流しながら行ったりする職場との往復もなかなか良いものです。時に、勤務中にも口ずさんでいたりして慌ててやめる、というのも幸せなことですね。指がまわらん、音がとれん、音が汚い…もっとうまく弾けるようになりたいな…もう少し練習できてればカッコよく弾けたかもしれん、など欲も少し出てきたり後悔したり…も、またオケ活動再開できたからこそ、の気持ち。演奏中、わぁキレイやなぁ…と一瞬を噛みしめたり、オケ活動再開一つで、色々と広がり、潤うものです。
細々とでも続けていけますように。
拙いブログですが、読んでくださった方がオケに興味を持っていただければ幸いです。
しかし楽器型のチャームをなくしてヘコんでるVa弾き