私は以前から運営には参加していましたが、トレーナーはやったことがありませんでした。
やる前は「団内トレーナーはいかにあるべきか」なんて、上から目線で理想論を述べたりしていました。
しかしながら、見てるのとやるのとは(まあ、あるあるですが)けっこう違いがありました。
たとえば、言葉の選択。
言い訳っぽいですが私は管楽器奏者であり、弦楽器の奏法についてあまり知見がありません。
練習時の音を聴いて「ここをこう修正したい」と感じた時に、どう表現すれば的確なのかわかっていませんでした。
※ やる前はわかってるつもりだったのですが・・
言葉の選択を誤ると、意図してない方向に表現が変化してしまうという場面に何度も遭遇しました。
うーん難しいです。
併せて、私の語彙にはどちらかというと否定語が多いと気付きました。
たとえそれが客観的に正しかったとしても、否定されるとやはり良い気はしませんね。
修正すべき点を的確に指摘し、かつ皆が気持ちよく練習を進めるために、前向きな語彙を増やさないとなあ、と感じています。
たとえば、スコアの使い方。
もちろんこれまでも読んでたつもりでしたが、かなり読み方の方法が変わった、ていうか書き込みが増えました。
全体の構造、場面毎の役割のグループ分類など目印をいろいろ付けたりメモ書きしたりするのでスコアが落書きだらけです。
次に同じ曲をやる時には新しく買い直さないといかんですね。笑
余談ですが、フリクションインクはこういう時に便利ですね。色分けできるし、間違ってたら修正できますし。
まだ他にもありますが、なんていうか、指導すると言っても自分も一団員であり、ただのアマチュアなので
仲間の前に立ってみたところで、指摘できることは限られています。
トレーナーは交通整理係をやって、その結果、オケのみんなが自らの意思で
しっかり音を出せる雰囲気作りができればそれで良いのではないかと思うようになりました。
やはり音楽は参加者全員で作るものだということを再認識したというか。
これが一番大きな変化ですかね。
さて、この投稿が予定通りにブログに載ったなら、明日は演奏会本番です。
なにかと制限されることの多いこの頃ですが、半年間の練習成果がいかんなく発揮されることを祈っています。
新米トレーナー U