2017年03月04日

美しい音は美しい姿勢から

テレビや映画では、役者さんが楽器を演奏しているシーンをよく見ます。それまで全く楽器経験がないままに演技をすることもよくあるのでしょう、見ていてなんとなくぎくしゃくしているな、と思うことがよくあります。自分が演奏経験のあるフルートやピアノについては運指が合っているかもよく分かりますが、なによりも楽器の構え、姿勢が気になるんです。正しい楽器の構えかたを獲得をするのは、それだけでも一苦労なのです。

そんなことを考えながら、自分が今の楽器を始めたころの事に思いを巡らせてみました。中学校のクラブ活動は当時珍しくオーケストラ、女の子はみな弦楽器へ、フルートを希望していたのが男の子ばかりでした。まだ身長150cmしかなかった私がフルートに、160cmオーバーであった友人がコントラバスに回りました。少し大袈裟ですが、背が高ければ人生が変わるところでした。最初の楽器の指導は、ご多分にもれずクラブの先輩で、頭部管で音が出れば、その後は勝手に練習しておいてね!と言った具合です。殆ど自己流で吹いていたため、姿勢は相当に出鱈目だったのでしょう、その後、高校生になりレッスンについた際には、まず楽器の持ち方や演奏時の姿勢から指導を受けました。上半身が反っていたり、支えとなる右手の親指がつっぱっていたり、等々今からはとても見れたものではなかったと思います。その頃見て頂いた先生には今でも感謝しきれない思いを抱いています。その後楽器は休んだり再開したりですが、今でも正しい姿勢で息の通り道をきちんと作ると良い音が出る気がしています。

三年前、急に思い立ち、練習用に全身の映る鏡を買ってみました。見ながら吹いていると、正しく脱力出来ているか、息は正しく吸えているか、指が不必要に大きなアクションで動いていないか、良く分かります。美しい姿勢をしていればすぐに良い音が出せる、という短絡的なものでもありませんが、練習の助けにはなります。面白いですよ。皆さんも一度試してみませんか?

美しい音は美しい姿勢から、です。
フルート M君
posted by 八幡市民オーケストラ at 15:46| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
先日東京で上田さんと食事をしたときにも「どんな楽器でも姿勢は直接音に影響する」と言われました。特に気にしてみるといいのは骨盤の向きと肩甲骨の開き。あと、管楽器の場合は楽器を構えるときに楽器に口を近づけるのではなく、最後まで楽器を口に持っていくこと。
私は姿勢が悪いので、何とかしないとと思っていたところでした。全身映る鏡、買おうかな。
Posted by クラのゆうすけ at 2017年03月10日 11:01
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