2015年11月01日

第46回定期演奏会を終えて

運営委員長Uです。去る10月25日に第46回定期演奏会を無事終えることができました。当日は天候にも恵まれ、多数のお客様がお越しくださいました。この場を借りてお礼を申し上げます。
また、今回は客演指揮者に加えてソリストを二人お招きしました。勇んで作ってみたけど味がいまひとつの料理のような我々の演奏に、先生方は魔法の調味料を加えてくださいました。濃厚な音楽の時間を共有くださったことに感謝したいと思います。

さて、今回のプログラムは客演指揮の井村誠貴先生をして「3曲ともステーキ」と言わしめただけあって、とても食べ応えがありました。
まずはワーグナー。人の声の説得力というものを改めて感じました。ソリスト並河寿美さんが作り出す圧倒的な世界観に酔いながらの演奏は素晴らしい時間でした。楽器で音を出す時にしばしば「歌うように」という言い方をしますが、ステージ上で実際にソリストとご一緒してその濃厚な味わいにしびれました。われわれが器楽であれだけの表現力を発揮するのはなかなか難しいと思いますが、この経験を活かして「表現するとは?」という意識を持ち続けたいという思いを新たにしました。

次にバルトーク。われわれは数年前に彼のヴァイオリン協奏曲を演奏した経験がありますが、あいかわらずこの作曲家特有の不可思議な和声感に悩まされ、さらにソリスト河内仁志さんのメリハリの効いたテンポ設定に目が点になりました。初合わせでは疾走するソリストについていけず迷子が大量発生したりしましたが、終わってみれば大作曲家の遺作を若々しい感性で新しい味付けにする作業に立ち会えたことはたいへん興味深い体験でした。河内さんご本人はとてもシャイな方なのに演奏には確固たる芯があり、まったくブレませんでした。「意思を持って演奏する」ことを意識しなくてはという思いを新たにしました。

さらにシベリウス。拍頭を外した音が多用されていることによる不安定感に惑わされ、透明感が出ないまま粘ついた状態から脱却するのに難渋していました。これに対し井村先生からは音色、発音、更に音の終端処理などの素材の取り扱い方法や細かな味付けについて様々な示唆を頂戴しました。そうすると音楽が流れ始め、瑞々しく響くようになりました。かなり苦労しましたが、本番直前になんとかシベリウスっぽい響きがするようになったと思います。構造をしっかりさせる(縦を合わせる)ことはもちろん重要なのですが、「神は細部に宿る」ということを忘れてはならないという思いを新たにしました。

既に団員各位がそれぞれの感想をSNSやブログで投稿されていて、概ね「楽しかった」というものが多いのは運営側として嬉しいことです。個人的には「楽しかった」のその先に、今回のような体験を糧としてさらに高いところや深いところへ行ってみたい、それを表現したいという欲求を禁じ得ないというのが正直な感想です。まだまだ伸びしろがあると思います。

さて最後に、八幡市民オケの次回演奏会出演は年明け2016年1月31日の「やわた市民音楽祭」です。シベリウス「フィンランディア」、ベートーヴェン「運命」、平野一郎「八幡大縁起(はちまんだいえんぎ)」を演奏します。八幡大縁起は5年前に世界初演した管弦楽曲「八幡縁起」の拡大版で、百数十名の合唱団を加えて総勢二百名超で演奏する壮大な音楽絵巻きです。もちろんこれも世界初演!ご来場をお待ちしています。
(運営委員長U)
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2015年10月18日

シベリウスの音

演奏会本番までいよいよあと一週間となりました。
今回取り上げる作曲家の1人、シベリウス、今年生誕150年なんだそうですが、北欧の作曲家の代名詞とも言える存在ですよね。当団では過去にも何曲か取り上げていますが、今回の交響曲第5番はその中でも特にシベリウスらしい曲だと思います。
といったところまではおそらくあまり異論のないところだと思いますが、では、シベリウスらしさって何なんでしょう?何が北欧っぽいんでしょう?と考えると、説明するのは難しいのではないでしょうか。楽譜を見ながら、シベリウスの楽譜の特徴を考えてみました。多数の要素があり、ほかにもいろんな意見があると思いますが、話のネタとして、弾く人も聴く人もシベリウスを楽しむ一助になれば幸いです。

1)キザミ
なんといっても、弦楽器のいわゆるキザミ。さわさわとした清流のような透明感のある響き、あるいはチリチリと凍てつく空気のような響きを生み出すのはキザミ音型の働き。それも、シベリウスのそれはブルックナーのようなトレモロではなく、きっちり数の決まったキザミ。1楽章、8分の12拍子の8分音符1個あたり4つに刻む箇所では、1小節48個の音符を正確に並べないといけません。
でも、ちょっと待てよ。そんなキザミなら、ワーグナー(今回のトリスタンとイゾルデ)にもあります。なぜ、一方は爽やかになり、もう一方はこってりするのでしょう?
ワーグナーがキザミを入れる理由は、音符と音符の間を埋め尽くすためでしょう。管楽器の長い音符でも裏打ちした上で、空間を音で充填してしまうような音の作り方です。一方のシベリウスは、そのつぶつぶが表現そのもの。オーケストレーションのちょっとした違いが響きの違いを生んでいるんですね。さて、本番ではどんなふうに違いが出るでしょうか。

2)シンコペーション
弦楽器にシンコペーションをさせことが多いのもシベリウスの楽譜の特徴。しかも、同じメロディーを半拍ずらしで演奏させることもしばしば。譜例は3楽章終盤のコラール部分です。ヴァイオリンの旋律線は、管楽器の旋律線を4分音符1つ分先取りしています。これによって、縦の線があいまいになり、不協和と協和とが繰り返す大きくうねりのような響きが生まれてきます。うまくやらないと単に失敗してずれたみたいになっちゃいますが…
シベリウス譜例1.png


3)管楽器の音域
どんな作曲家でもお好みの楽器の使い方ってあるもんだと思いますが、特にシベリウスは、ちょっと変わった音域で使うことが多い印象です。オーボエの高音、クラリネットの低音がお気に入り。金管楽器はだいたい低め音域が多く、特にトランペットは普段あまり出てこない低い音も。この、通常とずれた「ちょっと無理のある音域」が、独特のしわがれ感を出しているという効果はありそうです。

4)低音の3度音程
低音楽器に3度音程でハモらせるというのは、まあ普通は「タブー」とも言える使い方。ところがファゴットも、チェロも、コントラバスも、ことあるごとに3度ハモリが出てきます。何かすっきりしない響きがシベリウスの意図なのでしょうか。

番外編)
 シベリウスは、たぶん、とても神経質です。なぜなら、非常に繊細で分かりにくい(!)音楽用語の使い方をします。例えば…
 ・Tempo molto moderato とても中庸なテンポで(1楽章の速度指定)
 ・un pochettino cresc. ほんのちょっとだけだんだん大きく
         (pochettinoはpoco(少し)を小さくした言葉)
 ・poco mf 少し、ややフォルテ
 ・poco a poco meno piano だんだん小さくなく
 ・Poco a poco meno moderato だんだんmoderato(中庸なテンポ)でなく
速いのか遅いのか、大きくするのか小さくするのか、一見して分からない指示がたくさん。それだけ、細かなこだわりがあるんでしょうね。

さて、演奏会本番では、こんな彼の譜面を音にします。
もちろん、書かれた譜面だけでなく演奏する方の工夫やこだわりで「らしい」音を作り出すのが演奏する楽しみ。北欧らしい音が観客席に届きますように。
(シベリウスは当日の演奏には参加できない団内トレーナー あ)
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2015年10月04日

かもめ食堂

シベリウスの祖国フィンランドといえば、みなさんは何を思い浮かべますか?

白夜やオーロラ、サウナ、サンタクロース、ムーミン、マリメッコ、トップレベルの学力水準…?

私はダントツこれです。
「かもめ食堂」(^O^)/

2006年に公開された映画で、フィンランドのヘルシンキの小さな食堂を舞台に、小林聡美さん、もたいまさこさん、片桐はいりさんという個性派の女優さん達がくりひろげる、ハートウォーミングなお話です。

先日ブログを書くにあたり、この映画の感想を八幡オケの何人かに聞いてみました。

「ふーんって感じ。」
「1回観ただけではよくわかんない。」

ありゃ?(´・_・`)
私は独身時代、この映画を何十回、何百回(言い過ぎ)と観ました。バイブル的な存在なのです。

ここは一つ、かもめ食堂の魅力を伝えたい!…と意気込んだものの、う〜ん(悩)。
決定的に何がとは、はっきり答えにくい、そんな映画なんです…。日常的な話といえば、確かにそうです。(でもよく考えると非日常だったりする。そこが映画かな(笑))

しいて言えば…空気でしょうか。
終始ゆったりとした空気が流れているのが、この映画の魅力かなと思います。

そして、その空気を作っている要素として、個性的な登場人物、おにぎりやシナモンロール、焼きジャケなどの食べ物や小物インテリアなど食堂の雰囲気はもちろんですが、食堂を取り巻くフィンランドの自然や環境も見逃せないです。
例えば家の窓から見る白夜の様子や港のかもめ、鮮やかな青い空や緑の街並み、市場や人々の様子など…。
映画で取り上げられているフィンランドの様子は、ごく一部分だけかもしれませんが、確実にその空気を生み出す重要な要素となっています。

この映画を観ると、ホントほっこりします。
こころの中の余分なものがそぎ落とされて、スッキリした気持ちになります。
生きることってシンプルだよって教えられているような気がします。

(余談ですが、田舎(埼玉北東部〜滋賀南東部)で生活すると、そんな思いがより強くなります。)

かもめ食堂オススメです。
是非一度ご覧になってください。
賛否両論、みなさんの感想をお聞かせください。

追伸、「バベットの晩餐会」っていう映画、ご存知ですか?

(by yassun)
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2015年09月19日

「音」・・・・

人が音を認識するとき、「音の大きさ」・「音の高さ」・「音色」の3つの要素によってどんな音であるかを区別しているといわれています。これらを、音の3要素といいます。

「音の高さ」は、音波の振動数で、周波数の単位Hz(ヘルツ)で表わされます。チューニングには、”A”=440Hz(〜444Hz)が使われています。

「音の大きさ」は音波のエネルギーで決まります。大きさを測定するために使われている騒音計の単位は、計量法の変更によってdB(デシベル)に変更されています。

これに対し、「音色」は物理的な要因としてはその音に含まれる倍音に左右されます。
一般に楽器から出る音波には、各音階に対応した振動数のほかに、その振動数の2倍,3倍,4倍… といった整数倍の振動数が必ず含まれています。
各音階に対応した振動数の音を基本音といい、基本音の整数倍の振動数の音を倍音といいます。
音の高低は基本音の振動数がいくらであるかによって決まります。
しかし倍音がどのように混じるかによって、音の感じがかなり違ってきます。
どのような倍音がどのような比率で混じってくるかは楽器によって様々で、これが楽器による音色の違いを生じる物理的理由です。
実際にヴァイオリンの音でどこまで高調波が出ているのか測定した結果がありますが、48kHzくらいまで出ているというレポートもあります。
ここまで高い周波数帯域まで、はっきりとした倍音成分があるのは驚きです。
ヴァイオリンの複雑な音色の正体は、この数多い倍音成分によるものだったのです。

ここまでは。物理的な話ですが、実際に人間にはどう聞こえるのか、というと少し状況が変わります。
人間の耳で聞こえる範囲は、一般的に20Hzから20kHzと言われています。また、同じ大きさの音をきいても、1〜3kHzの音はよく聞こえるのですが、これより低くても、高くても、感度が下がるので、小さく聞こえます。
更に人間は年を取るに従って高い周波数の音を聞き取りにくくなることが分かっています。
人により差はありますが、聞こえる周波数の目安は、13歳〜17歳で19kHz、 18歳〜24歳で17kHz、25歳〜30歳で15kHz、31歳〜40歳で13kHzというデータがありました。

つまり、若い人と、年を重ねた人では、同じ音を聞いても聞こえ方が違うことになりますね。

ちなみに、私は、5年くらい前には、14kHz位まで聞こえていたのですが、今回12kHzがやっと聞こえるというところまで狭くなっていました。少しずつ狭くなっているので、気が付きませんが、音色が変わっているのでしょうね。

聞こえる範囲が狭くなってからでは、比較ができませんが、若手の人で高音域にフィルタをかけて、どれくらい聞こえ方が違うか、テストをしてみたいと思います。

(Vc 50代トリオの一人)

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2015年09月05日

反省!=乾杯♪=反省します=飲むでえーー♪

八幡市民オーケストラの練習日は毎週土曜日。
翌日は休日ということもあって
練習後は「反省」と称して飲みに繰り出す団員が多いです。
私も何度か反省に参加しましたが、
みなさまそれはもう深い反省ぶりでした(笑)
音楽をこよなく愛する皆様、よく飲まれる方が多いようで〜♪

突然ですが、ここで問題です!
ファゴットにビールを入れるとどのぐらい入るでしょうか? 意外と入る?それとも?

答えは定期演奏会のパンフレットの最後のページに!(嘘)
・・・・のちほどコメント欄に書かせていただきます♪

このネタ、ドイツ在住のファゴット奏者小山莉絵さんのリサイタルで仕入れてまいりました。
他の楽器はどの程度入るのだろう?と想像すると楽しいです。
コントラバス、テューバ、ティンパニはたくさん入りそうですね。

今週末は合宿です。合奏三昧です!宴会です!
マイ楽器にビールを注いでみる人が現れるかもしれません。
(fg くまさん)
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2015年08月22日

おなかの減り具合と楽器を吹くことについて

演奏会の本番前など、楽器を吹く前にご飯をどれくらい食べるかということは、私にとってささやかな悩みの種です。

まず、お腹が減っていると当然ながらお腹が鳴ります。その空腹の訴えはいつも、何故か合奏中、空気を読んだようにppの箇所で盛大に響き渡るのです。お腹鳴りそう…と我慢して力を入れるほど大きな音がして、余計に恥ずかしい思いをすることもしばしばです。
また空腹時には、いつにも増して気の抜けたへろへろな吹き方になってしまいます。集中力も低下して、休み明けの入りもよく間違えます。腹が減っては戦は出来ぬ!本当にその通りです。

逆におなかいっぱい食べ過ぎると、お腹が膨れて横隔膜が押し上げられ、肺活量が減ったり腹式呼吸がしにくくなったり…するような気がします。
また、よく食べた!という満足感からでしょうか、あるいは消化のためにお腹に血流がとられて脳血流が低下するのでしょうか、強烈な睡魔に襲われることもしばしばです。初めて交響曲を吹かせていただいた時、休みの長さと舞台の暑さも手伝って眠気に勝てず、本番中にも船を漕いでしまった事は懐かしい思い出のひとつです。当時隣りの席だった先輩には大変なご心配をおかけしました。

ならばと、少し早めに、食べて適度に腹ごなしをして演奏に臨む作戦では、今度は腸管がせっせと消化をする蠕動音が、これまたppの箇所で響き渡るのです。

…とこのように、少しでもご機嫌な腹具合で、少しでもご機嫌な演奏をすべく今後も精進して参りますので、ご指導の程どうぞ宜しくお願い致します。

(ぼーん持って湖岸からこんにちは)
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2015年08月08日

シベリウス・フェスティバルとラハティ交響楽団

 この春復団しましたBass のTIです。休団中、7か月フィンランドのラハティという町に住んでいました。ラハティは首都ヘルシンキから北へ100キロほどのところにある町で、ノルディック・スキーやスキー・ジャンプの世界大会があることで有名ですが、ここはオッコ・カムが首席指揮者をしていたラハティ交響楽団、湖畔に立つ楽団の本拠地シベリウスホール、それから、毎年9月に開催される国際シベリウス・フェスティバルでも知られています。ホールの近くに住んでいたこともあって、ここにいる間にできるだけラハティ響を聴きに行こうと思い、定期演奏会4回とシベリウス・フェスティバルにも行ってきました。2013年のことなのでちょっと古い話ですが、その時のことを書いてみます。


 4月25日の定演が、私にとって初めてのラハティ響でした。オッコ・カム指揮、ピアノがHenri Sifgridssonという人で、リストの交響詩「ハムレット」、ラフマニノフのピアノ・コンチェルト「パガニーニの主題による狂詩曲」、それからAhmas という人の交響曲1番でした。終演時、近くの客席にいた男性が舞台に呼び出されて拍手を受けていました。どうやら、この人が作曲者のAhmasさんのようでした。また、オケの中には、東洋人のトランペット奏者も見かけました。


 その1ヶ月後の演奏会の日、ホール入口で開場を待っていると、東洋人の若い女性に突然、日本語で話しかけられました。2ヶ月近く日本人に出会ったことがなく、頭の中で「東洋人≠日本人」という公式ができあがっていたのでとても驚きましたが、彼女はラハティ響の日本人トランペット奏者U氏の奥さんYさんでした。前回の定演で見かけた東洋人トランペット奏者とは、このU氏でした。Yさんは出演直前のU氏をホワイエまで連れて来て紹介してくれ、久しぶりに日本語で会話した日になりました。


 当日の演奏曲目は、チャイコフスキーのバイオリン・コンチェルトとシベリウス2番。両方とも八幡オケで演奏したことのある曲なので懐かしく、特にシベ2の力強さには感動しました。フランス、オーストリア、ドイツのオケでなく、北欧のオケの良さを堪能しました。アンコールはロドリゲスのギター曲をバイオリンで演奏し、終演が午後9時半。外に出るとあたりは明るく、まだ太陽は沈んでいません。ラハティでは白夜にはなりませんが、真夏には午前1時ごろまで陽は沈まず、夜は1時間ほどですぐに明けます。夜中も暗くはなりません。


 久々に会えた日本人なので、後日、ご夫婦と一緒にビールを飲みに行くことになりました。30代のS氏は、20代からフィンランドの音楽学校で学ばれ、おもにこちらで音楽活動をされてきたそうです。奥さんはフルーティストで、ヘルシンキの工房で楽器の修理をおもな仕事にしておられました。5月いっぱいでラハティ響との契約を解除して、日本のオケに戻るご様子でした。世界のいろいろなところで、日本人音楽家が活躍しているのを知るとなんだか誇らしい気持ちになります。


 9月5日から、いよいよシベリウス・フェスティバルが開催され、3日間連続して聴きに行きました。2日目、偶然、隣の席に日本人が座りました。この人H氏は、日本からこのフェエスティバルを聴きに来たとのことで、H氏の紹介で指揮者の新田ユリさんという方とも知り合いになりました。新田さんは日本シベリウス協会のお仕事もされているようで、彼女のHPには、この年のシベリウス・フェスティバルについて詳しく掲載されています。 


 最終日は、16:00からオッコ・カム氏によるプレトークがあり、演奏会は17:00開演。アンコール曲は、「フィンランディア」でした。この時の「フィンランディア」は、この国の独立の歴史を背負っているような演奏で、演奏後、涙を流しているフィンランド人の聴衆を多く見かけました。きっと、フィンランドで、フィンランドのオケで、フィンランド人の指揮者で、フィンランド人の聴衆に囲まれて初めて成り立つ演奏なんだろうな、と感慨にふけりました。この曲に対するフィンランド人の特別な思いを垣間見たような気がしました。


ラハティ交響楽団のHP http://www.sinfonialahti.fi/


シベリウスホールのHP  http://www.sibeliustalo.fi/

2013年シベリウス・フェスティバルのHP



(Bass のTI)
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2015年08月02日

小ネタ集

Youtubeで見つけたネタ動画をいくつかご紹介させて頂きます。


(1)シベリウスの交響曲第8番

 ご存知の様にシベリウスは交響曲第7番を書いた後30年以上も長生きしましたが、その間に交響曲は発表されませんでした。交響曲第8番は、これまで、一旦は完成したものの作曲者自身により破棄され、存在しないものとされていました。しかし、遺族からヘルシンキ大学に寄贈されたアーカイブの中に交響曲第8番と関連があると考えられる大量の自筆譜が見つかり、この動画は、その中から抽出されたスケッチにオーケストレーションを施して実際に演奏したものだそうです。この曲がもし完成していれば歴史に残る名曲になったかどうかは、これだけでは何とも言えないかなという感じです。

 https://www.youtube.com/watch?v=HmIGn97BXs8


(2)ホルツトランペット

 ワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」ではホルツトランペットという珍しい楽器が第3幕で使われています。この楽器は、アルペンホルンのようにベルが木製(ホルツ)のトランペットで、このオペラのためだけに作られて使用されるものです。スコアでは本来イングリッシュホルンで演奏する様に指示されているのですが、可能であればもっと力強い音の楽器を作って演奏して欲しいとワーグナーが希望したためこのような楽器が作られたらしいです。どんな楽器なのかは下記動画で確認出来ます。残念ながら今回演奏する「前奏曲と愛の死」では出番は有りません。

 https://www.youtube.com/watch?v=rADqpyuSBgM


(3)ヘンデル「王宮の花火の音楽」

 夏はやっぱり花火、ということで「王宮の花火の音楽」です。この動画は、王宮(らしき所?)で実際に花火を打ち上げながら演奏しちゃったというとんでも映像です。奏者は頑張ってまじめに演奏しているのですが、花火の音がめちゃくちゃやかましいので思わず笑ってしまいます。

 https://www.youtube.com/watch?v=JP2cZj1t4M0


(4)おまけ

 女性トランペット奏者の投稿動画です。さてどんなトレーニングをしているのでしょうか?ネタバレになるのでここでは内容は書きませんが、ご興味のある方は一度覗いて見て下さい。


 Katie Miller Ear Training Seminar Vol. 1 ,2

 https://www.youtube.com/watch?v=0a3_b80GLXo

 https://www.youtube.com/watch?v=r8C6_P97E9I


(トランペットMY)
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2015年07月11日

オーケストラと吹奏楽

私は昨年の11月に八幡オケに入団しました。
それまでは吹奏楽やマーチングなどをしていたので、今日は吹奏楽とオーケストラの違いを、オーケストラ初心者の目線でお話ししてみたいと思います。(あくまでも個人的な意見です。)

大きな違いはご存知の通り、弦楽器があるかないかです。

私の楽器(フルート)は、吹奏楽では指揮者のすぐ隣や前の席が多かったので、目の前にはすぐお客様がいらっしゃいました。稀に2列目だったとき、前列のクラリネットさんの背中を見るということはありましたが、オーケストラでは自分の目の前に弦楽器さんが沢山いらっしゃいます。

眺めがとても新鮮ですし、弓の動きが揃っているのはいつ見てもカッコイイです。聴こえてくる音も、管を通じた息の音ではなく弓で弦を擦る音なので、目だけでなく耳も新鮮です。

次に「違うな」と感じた点は曲の長さでした。
吹奏楽は長くても10分くらいですが、オーケストラはメインだと30分や50分など、楽譜の枚数も全然違いました。(当然短い曲もあるのでしょうが。)管楽器なので休符ももちろん多い部分はありますが、限られた時間で自主練習する際には「何を重点的にやろうかな。」など、とても考えることが多いです。

他にも違う点はチューニングの音など、山ほどありますが全部をお話しするときりがないので、あと1点だけ述べるとすれば、オーケストラではマーチングはできないなぁ、と言ったところでしょうか。

マーチングというのは、隊列を組み歩きながら演奏するものです。一言にマーチング、と言ってもただ列を作って前進するだけではなく、隊列が回転したり円を描いたりなど、不思議な動きをします。歩幅がミリ単位まで決められていたり、歩き方や楽器の持ち方にも座奏とは違った決まりがあり、横や後ろへの動きを伴う演奏は非常に難しいものがあります。
これは吹奏楽だからできたことかなぁと思ったりします。また、マーチングには全国レベルの大会もあり、皆それを目指して県代表や府代表を狙って練習します。

以上3点、私が個人的に違うなと感じた点を述べましたが、どちらも私は大好きで甲乙つけ難いです。今はオーケストラで頑張ると決めているので、これからオーケストラのことをもっともっと勉強して、よりよい音楽創りに励みたいと思います。そして、演奏会ではお客様に最高の舞台がお届けできるよう団員一同頑張ります。
(みなもとしずか)
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2015年06月27日

打楽器とゴルフ

私、毎週やっているのはオーケストラですが、時々ゴルフもします。
このゴルフ、細々とでも続けているのは、『ゴルフと打楽器って似てるなぁ』という発見があって面白い、のが理由の一つ。

あくまでも私の個人的なものですが、例えば...

【例1:パターと銅鑼(mf以下)】
  ヘッドの重みを感じながら、押し込む感じが似ている。
【例2:ドライバーと大太鼓(ff以上)】
  ドライバーは、柄のなっがーーーいマリンバのマレットを両手に持って、大
太鼓をバチーンと叩く感じ。柄のしなりをうまく使うことをイメージするとうま
く行く(ことが多い)。
【例3:スィングと、一つ打ちのリズム】
  いわゆるゴルフの『チャーシューメーン』と、一つ打ちの『セット−予動−
振り下ろし』。
【例4:そのリズムの中の何処に打点があるか】
  ボール、或いは打点を狙うのではない。そこが終点ではない。

打ちっ放していて人に注意されることは、よく考えると大体私の太鼓にも当てはまる!(>_<)。
まぁ、似ているのはゴルフと打楽器だけではなく。
目にするもの、耳にするもの、体験するものを、あらゆる糧にできるエコな人でありたいと思う今日この頃です。

他に、時々ジョギングもするのですがこれがまた...
という話を始めると長くなるので今日はこの辺で。

(打楽器:MJ子)
タグ:打楽器 Perc
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