2016年01月24日

呼吸法雑感

 以前このブログでヨガのことが話題になっていましたが、ヨガのレッスンでは必ずインストラクターが「呼吸を止めないで」と言います。また、周りに音が聞こえる位意識して呼吸をしましょう等々。オーケストラでは管楽器はもちろんのこと弦楽器の皆さんも呼吸をしっかり取ってアンサンブルをすることが基本のようです。

 その昔私がTpを始めたころ、先輩からとにかく思い切って沢山息を吸うことが大切であると指導され、吸いすぎて脳震盪を起こしかけたことがありました。また、プロの先生にレッスンを受けたときには息はなるべく素早く鼻から取るようにしなさいと教わり、風邪で鼻が詰まったときは何とか息が吸えるように鼻をかみながら演奏したものです(?)

 現在の奏法は不自然に息を吸うのではなく普通にゆっくりと息を吸い、大切な事は息を吐くときいかに有効に吸った空気を無駄なく楽器に吹き込むかということのようです。

 これも少し昔ですがダイビングを始めたころ、海に潜ると恐怖感から必死に息を吸おうとしてパニックになった経験があります。そのとき教わったのは、怖くなったらとにかく「息を吐くこと」。息を吐けば気持ちが落ち着くし、吸うこともできるようになるということでした。確かに人間恐怖感を覚える場に遭遇したとき、小刻みに息を吸おうとすると聞きます。息は「吸う」のではなく「吐く」ことに重要なポイントがあると思います。

 また、pppで長い音を伸ばす時や高い音を吹く時には「腹に力を入れて」が基本です。つまり横隔膜を緊張させることで小さいけれど真っ直ぐな響く音が出ますし、高い音の場合はお腹の支えで息のスピードが早まります。最近舞台に上がって緊張することが少なくなりましたが、不幸にして緊張してしまったときには@息を吐くこと A腹に力を入れること で何とか高ぶった神経を鎮めることに役立つようです。上り症の方にはおすすめかもしれません。

 都会では大気が汚れてしまっている現代、なかなか思い切って空気を吸うということが難しくなっているかもしれませんが、たまには外に出て思い切り背伸びをしながら腹一杯呼吸をしてみることが健康の秘訣かもしれませんね。

(滋賀の田舎ラッパ)

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2016年01月10日

初詣

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
皆様はこの年末年始、どうお過ごしになられたでしょうか?

私はというと、新年一発目の やわた市民音楽祭で「八幡大縁起」を演奏するということもあり、団員有志数名で曲にゆかりのある石清水八幡宮に初詣に行ってまいりました。
_DSC0033.JPG
(石清水八幡宮については一つ前の記事が詳しいのでご参照ください)

雅楽演奏や破魔矢のお祓いの舞など、元来初詣文化のなかった私としてはとても貴重な体験でした。
「八幡大縁起」は、オケと合唱を以てこの「日本古来の神々を祀る」雰囲気を表現するという試みが非常に面白いと思っているのですが、今回の参拝でこのイメージを補完できたことはとても良かったと思います。

御朱印.jpg

その後さらに、「八幡大縁起」作曲者の平野一郎先生もご紹介されていたという、京都は太秦の大酒神社にも行ってまいりました。
ここには、江戸時代に建立されたという石柱があり、そこにはしっかりと「管弦樂」の文字が入っています※。
オケ人としてはご利益のありそうな神社ですね!
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…参拝しただけで満足しないように自戒しつつ、本年も精進してまいります。

※正式には、「蠶養機織管弦樂舞之祖神」とありました。養蚕、機織り、管弦楽に舞の神様…? 

(なお、今年のおみくじは吉でした)
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2015年12月26日

石清水八幡宮

 本年も残すところあと数日となりまして、新年が近づき、そしてやわた市民音楽祭も近づいてまいりました。
八幡市にあり、この度国宝に指定されました石清水八幡宮の御祭神である八幡神を題材とした、平野一郎さん作曲の「八幡大縁起」を、やわた市民音楽祭にて世界初演致します。
ご朱印帳片手に、神社巡りをするのが好きな私ですが、石清水八幡宮は印象深い神社の一つです。
その為、この楽曲に携われる事を嬉しく思います。 このような時期にブログのお話を頂いたので、今回記事として、石清水八幡宮の魅力を、一神社ファンの素人目線から記してみようと思います。 

ご本殿は山の上にあり、参道は山道となります。この途中でも季節を感じながら歩くことができ、また神聖な空気を感じながらの気持ちの良い登山道となります。
山上の展望台では、京都の町の景色が見渡せます。京都らしく高い建物が少なく、広く見晴らせるのでなかなか壮観です。大阪などとは違う、落ち着いた色味の夜景も綺麗です。

 一番の魅力はやはり、八幡造りの鮮やかな朱色の本殿でしょうか。夜間拝観の際に目の当たりにした、雲一つない夜空の中、満月の月光に照らされる本殿の荘厳さと神々しさを忘れる事はできません。あの美しい光景を上手く表現できる言葉が見つからないのが残念です。 細部に於いても拘られてあり、社に動物や植物が社殿に丁寧に彫刻されており、色鮮やかに彩色されています。一つ一つ、一枚の絵のように表現された美しい彫刻を見ることができます。また、年に数回公開される社殿内部では、更に沢山のより美しい彫刻を目にする事ができます。ぜひ一度は目にして頂きたいです。

 そして、その神社特製の授与品は神社の大きな魅力の一つだと思うのですが、この神社では、八幡大神の使いである、鳩をモチーフにした、とても可愛いお守りやおみくじなどが置いてあります。鳩の土鈴がとても可愛くて、訪れる度に授与して頂くか迷ってしまいます…。神社内の様々な箇所にも鳩を象ってあるらしいですね。

他に印象的なのは、エジソンの絵馬でしょうか。神社内にエジソンの記念碑もありますし、生誕祭も行っているらしく、エジソン推してきます。エジソンが、こちらの竹を用いて電球を作った為、らしいのですが、なんとなく、ご利益がありそうですね。

 思いつくままに雑多に書かせて頂きました。歴史や由緒なども大きな魅力なのですが、その辺の難しい事は神社のHPやwikiさんでぜひ!
 という事でぜひ一度、石清水八幡宮に参拝されてみては如何でしょうか。私は数回訪れていますが、行くたびに新しい発見がある神社です。新年の初詣も良いと思いますし、普通の休日にでも散歩がてらでも。

 それでは皆様、どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。
(春待ち)
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2015年12月13日

ホルンの楽譜

ホルンの楽譜は基本的に in Fです。ピアノと違って、いわゆる「ド」の位置にある音が実音F(ファの音)になります。ホルンに限らず金管楽器は元々は出せる音の数が限られていたので、欲しい音を出すために違う長さの楽器をとっかえひっかえ使っていました。作曲者は「この曲ではF調の楽器を使ってください」「この曲はC調の楽器でお願いします」というふうに指定するわけです。現代は楽器が便利になり、どの調の曲も1つの楽器で演奏できますが、昔の名残りで in F が一般的に使われています。

曲によっては、in Esや in Eのこともあります。in Fと近いので紛らわしいです。あまり指定されることがないin Aやin Dの楽譜になると頭がこんがらがります。絶対音感がある私は、in Cの楽譜に当たると、わかりやすいのでちょっとうれしくなります。

来年1月のやわた市民音楽祭で演奏するベートーヴェン「運命」の楽譜は、1、3楽章はin Es、2、4楽章はin Cです。昔のように楽器を取り替える必要は無くなりましたが、楽章ごとに調が変わるので、楽譜を読みまちがえて、とんでもない音を出さないように気をつけます。

(楽譜を読めないホルン吹き)
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2015年11月29日

襟の穴

数年前のことである。
寒くなってきたので厚手のシャツを着ようとタンスから出してみると、なんと左の襟に1cmぐらいの大きな穴があいて中の芯が見えている。 良く見ると同じような穴の開いているシャツがいくつかある。虫が食ったにしては大きすぎるしなぁと思うが心当たりがない。仕方なく新しいシャツに替えた。
襟の穴 写真.jpg
次のシーズン、気が付けばまた同じような穴が開いている。それを繰り返して、安物だがお気に入りのシャツをいくつかだめにしてしまった。
ある日左の襟に今度は小さなほころびを発見。例の穴を思い出した。ピンときてトロンボーンを構えてみたところ、ほころびができたところにちょうどロータリーバルブが当たるではないか! 

レバーを引くことにより迂回管に切り替え、スライドをいっぱい伸ばさないと出ない音を伸ばさなくでも出すことができるこの便利な部品。私の楽器のロータリーバルブの周囲にはギザギザがついていて、ちょうどそこが襟に当たる。楽器を吹くと、体の動きで襟にやすりをかけているような具合になるのだろう。
練習熱心でいつも吹いているから、すぐに服に穴があいてしまうのかしら。いやいや、オケに着て行けるまともな服は限られているので、いつも同じ服ばかりにヤスリがかかりこんなことになるのかも。特にネルのシャツは引っ掛かりやすいようで、だいたいこれが犠牲になっている。こんな服着ていつもオケの練習に行っていたなんて。みんな思いやりがあるのか、いままで指摘されたことがない。そういえば家族からも。。。。
今の楽器を使い始めてもう20年弱経つのに、こんなことはここ数年。吹き方が変わったか、はたまた首回りが太ったか???

それはともかく、このままではどんどん服がだめになる。そこで思いついたのがヴァイオリンの人たちが楽器とあごの間にハンカチ(?)を入れているあの姿。
それ以来楽器を吹くときは左襟にハンカチをかぶせたりして、直接ギザギザが襟に当たらないようにしている。もちろん本番以外。
時々忘れて、いつのまにか穴が成長していたり、そのまま休憩中に歩き回ってハンカチを落としてしまったりいろいろ苦労している。他の楽器の人たちも何かしらこんな苦労があるのかしら。
宝くじさえ当たれば、これくらいなんでもないのに! そういえば年末ジャンボも発売されたし。


でも、買わないと当たらないですね、宝くじ。 (^^;
(ばすぽざうね)
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2015年11月14日

I live in Shiga, not Yawata.

今日は八幡市民オーケストラの団員の居住地域に関して話したいと思います。

やはり「八幡市民」と書いているので、
八幡市民の八幡市民による八幡市民のためのオーケストラ、とは思ってはいないでしょうか。

実は違います。

京都府内をはじめ、大阪、奈良、滋賀、兵庫、(なかには愛知や広島も!)様々なところから集まっています。
かくいう私も滋賀人です。We love Shiga, Yes!!

音楽をしたい、なんか集まってワチャワチャしたい!と思う方なら
誰でも八幡市民オーケストラへの門戸が開かれています!

そこのお姉さん、僕と八幡、しませんか?
(滋賀のフナムシ)
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2015年11月01日

第46回定期演奏会を終えて

運営委員長Uです。去る10月25日に第46回定期演奏会を無事終えることができました。当日は天候にも恵まれ、多数のお客様がお越しくださいました。この場を借りてお礼を申し上げます。
また、今回は客演指揮者に加えてソリストを二人お招きしました。勇んで作ってみたけど味がいまひとつの料理のような我々の演奏に、先生方は魔法の調味料を加えてくださいました。濃厚な音楽の時間を共有くださったことに感謝したいと思います。

さて、今回のプログラムは客演指揮の井村誠貴先生をして「3曲ともステーキ」と言わしめただけあって、とても食べ応えがありました。
まずはワーグナー。人の声の説得力というものを改めて感じました。ソリスト並河寿美さんが作り出す圧倒的な世界観に酔いながらの演奏は素晴らしい時間でした。楽器で音を出す時にしばしば「歌うように」という言い方をしますが、ステージ上で実際にソリストとご一緒してその濃厚な味わいにしびれました。われわれが器楽であれだけの表現力を発揮するのはなかなか難しいと思いますが、この経験を活かして「表現するとは?」という意識を持ち続けたいという思いを新たにしました。

次にバルトーク。われわれは数年前に彼のヴァイオリン協奏曲を演奏した経験がありますが、あいかわらずこの作曲家特有の不可思議な和声感に悩まされ、さらにソリスト河内仁志さんのメリハリの効いたテンポ設定に目が点になりました。初合わせでは疾走するソリストについていけず迷子が大量発生したりしましたが、終わってみれば大作曲家の遺作を若々しい感性で新しい味付けにする作業に立ち会えたことはたいへん興味深い体験でした。河内さんご本人はとてもシャイな方なのに演奏には確固たる芯があり、まったくブレませんでした。「意思を持って演奏する」ことを意識しなくてはという思いを新たにしました。

さらにシベリウス。拍頭を外した音が多用されていることによる不安定感に惑わされ、透明感が出ないまま粘ついた状態から脱却するのに難渋していました。これに対し井村先生からは音色、発音、更に音の終端処理などの素材の取り扱い方法や細かな味付けについて様々な示唆を頂戴しました。そうすると音楽が流れ始め、瑞々しく響くようになりました。かなり苦労しましたが、本番直前になんとかシベリウスっぽい響きがするようになったと思います。構造をしっかりさせる(縦を合わせる)ことはもちろん重要なのですが、「神は細部に宿る」ということを忘れてはならないという思いを新たにしました。

既に団員各位がそれぞれの感想をSNSやブログで投稿されていて、概ね「楽しかった」というものが多いのは運営側として嬉しいことです。個人的には「楽しかった」のその先に、今回のような体験を糧としてさらに高いところや深いところへ行ってみたい、それを表現したいという欲求を禁じ得ないというのが正直な感想です。まだまだ伸びしろがあると思います。

さて最後に、八幡市民オケの次回演奏会出演は年明け2016年1月31日の「やわた市民音楽祭」です。シベリウス「フィンランディア」、ベートーヴェン「運命」、平野一郎「八幡大縁起(はちまんだいえんぎ)」を演奏します。八幡大縁起は5年前に世界初演した管弦楽曲「八幡縁起」の拡大版で、百数十名の合唱団を加えて総勢二百名超で演奏する壮大な音楽絵巻きです。もちろんこれも世界初演!ご来場をお待ちしています。
(運営委員長U)
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2015年10月18日

シベリウスの音

演奏会本番までいよいよあと一週間となりました。
今回取り上げる作曲家の1人、シベリウス、今年生誕150年なんだそうですが、北欧の作曲家の代名詞とも言える存在ですよね。当団では過去にも何曲か取り上げていますが、今回の交響曲第5番はその中でも特にシベリウスらしい曲だと思います。
といったところまではおそらくあまり異論のないところだと思いますが、では、シベリウスらしさって何なんでしょう?何が北欧っぽいんでしょう?と考えると、説明するのは難しいのではないでしょうか。楽譜を見ながら、シベリウスの楽譜の特徴を考えてみました。多数の要素があり、ほかにもいろんな意見があると思いますが、話のネタとして、弾く人も聴く人もシベリウスを楽しむ一助になれば幸いです。

1)キザミ
なんといっても、弦楽器のいわゆるキザミ。さわさわとした清流のような透明感のある響き、あるいはチリチリと凍てつく空気のような響きを生み出すのはキザミ音型の働き。それも、シベリウスのそれはブルックナーのようなトレモロではなく、きっちり数の決まったキザミ。1楽章、8分の12拍子の8分音符1個あたり4つに刻む箇所では、1小節48個の音符を正確に並べないといけません。
でも、ちょっと待てよ。そんなキザミなら、ワーグナー(今回のトリスタンとイゾルデ)にもあります。なぜ、一方は爽やかになり、もう一方はこってりするのでしょう?
ワーグナーがキザミを入れる理由は、音符と音符の間を埋め尽くすためでしょう。管楽器の長い音符でも裏打ちした上で、空間を音で充填してしまうような音の作り方です。一方のシベリウスは、そのつぶつぶが表現そのもの。オーケストレーションのちょっとした違いが響きの違いを生んでいるんですね。さて、本番ではどんなふうに違いが出るでしょうか。

2)シンコペーション
弦楽器にシンコペーションをさせことが多いのもシベリウスの楽譜の特徴。しかも、同じメロディーを半拍ずらしで演奏させることもしばしば。譜例は3楽章終盤のコラール部分です。ヴァイオリンの旋律線は、管楽器の旋律線を4分音符1つ分先取りしています。これによって、縦の線があいまいになり、不協和と協和とが繰り返す大きくうねりのような響きが生まれてきます。うまくやらないと単に失敗してずれたみたいになっちゃいますが…
シベリウス譜例1.png


3)管楽器の音域
どんな作曲家でもお好みの楽器の使い方ってあるもんだと思いますが、特にシベリウスは、ちょっと変わった音域で使うことが多い印象です。オーボエの高音、クラリネットの低音がお気に入り。金管楽器はだいたい低め音域が多く、特にトランペットは普段あまり出てこない低い音も。この、通常とずれた「ちょっと無理のある音域」が、独特のしわがれ感を出しているという効果はありそうです。

4)低音の3度音程
低音楽器に3度音程でハモらせるというのは、まあ普通は「タブー」とも言える使い方。ところがファゴットも、チェロも、コントラバスも、ことあるごとに3度ハモリが出てきます。何かすっきりしない響きがシベリウスの意図なのでしょうか。

番外編)
 シベリウスは、たぶん、とても神経質です。なぜなら、非常に繊細で分かりにくい(!)音楽用語の使い方をします。例えば…
 ・Tempo molto moderato とても中庸なテンポで(1楽章の速度指定)
 ・un pochettino cresc. ほんのちょっとだけだんだん大きく
         (pochettinoはpoco(少し)を小さくした言葉)
 ・poco mf 少し、ややフォルテ
 ・poco a poco meno piano だんだん小さくなく
 ・Poco a poco meno moderato だんだんmoderato(中庸なテンポ)でなく
速いのか遅いのか、大きくするのか小さくするのか、一見して分からない指示がたくさん。それだけ、細かなこだわりがあるんでしょうね。

さて、演奏会本番では、こんな彼の譜面を音にします。
もちろん、書かれた譜面だけでなく演奏する方の工夫やこだわりで「らしい」音を作り出すのが演奏する楽しみ。北欧らしい音が観客席に届きますように。
(シベリウスは当日の演奏には参加できない団内トレーナー あ)
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2015年10月04日

かもめ食堂

シベリウスの祖国フィンランドといえば、みなさんは何を思い浮かべますか?

白夜やオーロラ、サウナ、サンタクロース、ムーミン、マリメッコ、トップレベルの学力水準…?

私はダントツこれです。
「かもめ食堂」(^O^)/

2006年に公開された映画で、フィンランドのヘルシンキの小さな食堂を舞台に、小林聡美さん、もたいまさこさん、片桐はいりさんという個性派の女優さん達がくりひろげる、ハートウォーミングなお話です。

先日ブログを書くにあたり、この映画の感想を八幡オケの何人かに聞いてみました。

「ふーんって感じ。」
「1回観ただけではよくわかんない。」

ありゃ?(´・_・`)
私は独身時代、この映画を何十回、何百回(言い過ぎ)と観ました。バイブル的な存在なのです。

ここは一つ、かもめ食堂の魅力を伝えたい!…と意気込んだものの、う〜ん(悩)。
決定的に何がとは、はっきり答えにくい、そんな映画なんです…。日常的な話といえば、確かにそうです。(でもよく考えると非日常だったりする。そこが映画かな(笑))

しいて言えば…空気でしょうか。
終始ゆったりとした空気が流れているのが、この映画の魅力かなと思います。

そして、その空気を作っている要素として、個性的な登場人物、おにぎりやシナモンロール、焼きジャケなどの食べ物や小物インテリアなど食堂の雰囲気はもちろんですが、食堂を取り巻くフィンランドの自然や環境も見逃せないです。
例えば家の窓から見る白夜の様子や港のかもめ、鮮やかな青い空や緑の街並み、市場や人々の様子など…。
映画で取り上げられているフィンランドの様子は、ごく一部分だけかもしれませんが、確実にその空気を生み出す重要な要素となっています。

この映画を観ると、ホントほっこりします。
こころの中の余分なものがそぎ落とされて、スッキリした気持ちになります。
生きることってシンプルだよって教えられているような気がします。

(余談ですが、田舎(埼玉北東部〜滋賀南東部)で生活すると、そんな思いがより強くなります。)

かもめ食堂オススメです。
是非一度ご覧になってください。
賛否両論、みなさんの感想をお聞かせください。

追伸、「バベットの晩餐会」っていう映画、ご存知ですか?

(by yassun)
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2015年09月19日

「音」・・・・

人が音を認識するとき、「音の大きさ」・「音の高さ」・「音色」の3つの要素によってどんな音であるかを区別しているといわれています。これらを、音の3要素といいます。

「音の高さ」は、音波の振動数で、周波数の単位Hz(ヘルツ)で表わされます。チューニングには、”A”=440Hz(〜444Hz)が使われています。

「音の大きさ」は音波のエネルギーで決まります。大きさを測定するために使われている騒音計の単位は、計量法の変更によってdB(デシベル)に変更されています。

これに対し、「音色」は物理的な要因としてはその音に含まれる倍音に左右されます。
一般に楽器から出る音波には、各音階に対応した振動数のほかに、その振動数の2倍,3倍,4倍… といった整数倍の振動数が必ず含まれています。
各音階に対応した振動数の音を基本音といい、基本音の整数倍の振動数の音を倍音といいます。
音の高低は基本音の振動数がいくらであるかによって決まります。
しかし倍音がどのように混じるかによって、音の感じがかなり違ってきます。
どのような倍音がどのような比率で混じってくるかは楽器によって様々で、これが楽器による音色の違いを生じる物理的理由です。
実際にヴァイオリンの音でどこまで高調波が出ているのか測定した結果がありますが、48kHzくらいまで出ているというレポートもあります。
ここまで高い周波数帯域まで、はっきりとした倍音成分があるのは驚きです。
ヴァイオリンの複雑な音色の正体は、この数多い倍音成分によるものだったのです。

ここまでは。物理的な話ですが、実際に人間にはどう聞こえるのか、というと少し状況が変わります。
人間の耳で聞こえる範囲は、一般的に20Hzから20kHzと言われています。また、同じ大きさの音をきいても、1〜3kHzの音はよく聞こえるのですが、これより低くても、高くても、感度が下がるので、小さく聞こえます。
更に人間は年を取るに従って高い周波数の音を聞き取りにくくなることが分かっています。
人により差はありますが、聞こえる周波数の目安は、13歳〜17歳で19kHz、 18歳〜24歳で17kHz、25歳〜30歳で15kHz、31歳〜40歳で13kHzというデータがありました。

つまり、若い人と、年を重ねた人では、同じ音を聞いても聞こえ方が違うことになりますね。

ちなみに、私は、5年くらい前には、14kHz位まで聞こえていたのですが、今回12kHzがやっと聞こえるというところまで狭くなっていました。少しずつ狭くなっているので、気が付きませんが、音色が変わっているのでしょうね。

聞こえる範囲が狭くなってからでは、比較ができませんが、若手の人で高音域にフィルタをかけて、どれくらい聞こえ方が違うか、テストをしてみたいと思います。

(Vc 50代トリオの一人)

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